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MX-1000 Homage(オマージュ)。

アンプはまだまだ直りません。
アンプが直らなくても出来ることって無いかな。。。そうだ!!インピーダンス計測ならばできる! 
まだだから、測っておきましょう!

システムインピーダンス計測

ドライバ単体のZMAは計測していましたが、システムとしてのインピーダンス計測は初めてです。

ラウドスピーカー側から眺めた半導体アンプの出力端は0.08Ω未満と極端に低く、ほぼショートされたのと同じに見えています。
このため、被計測チャネルと逆側のチャネルを、ショートケーブルでショートしてから計測します。

(このシステムはL,Rでインピーダンス相関があるので、こんな工夫が必要になるわけです)

測定PCをスピーカーシステムへぐっと近づけて、計測します。

結果は、こちら。
緑が片側チャネルをショートしていない状態のインピーダンスで、ムラサキが片側端子をショートしたときの特性です。当然ながら、実動作中はムラサキの特性に近いです。

だいたいシミュレーションと形は似ているのですが、思ったよりもクロス周辺のインピーダンス低下が少なかったですね。これならば、アンプの負担をあまり気にせず、どんなアンプでも気楽に鳴らせそうです。ただし、ハイパワーのデジアン、SANSUI、FM等の平衡出力のアンプはダメです。

Λのシステムインピーダンス

ついでに子分、MX-0001Λのインピーダンスも測っておきましょう。

ムラサキがドライバー1本のインピーダンス。(開放端)
緑と青がシステムとしてのインピーダンスです。(左/右)
システムは思ったよりも高めに出ましたね。

ところで、気になるのは150Hz以下~。。。ここは、トランスミッションラインの反射で凸凹の上下動が沢山出るはずなのですが??? 何が起きたのでしょうか??
結論から言えば、「トランスミッションライン失敗」ですね。また失敗。。。
管共振が起こせてないのですよ。だからドライバのFs共振に全部吸収されてしまう。理由はたぶん、ドライバの電磁制動力が貧弱すぎるから。
だって、システムとしてのQtcがなんと、3.78ですよ?? 高すぎです。すべてはドライバのQtsが元々高すぎることに起因します。

これはドライバ電磁制動を示すQesがとても低い事の査証です。駆動力が低いドライバでは、管共振も「過制動」されてしまい、つまり、スタッフィングで制動する前から制動されてしまう結果になるわけです。インピーダンスを見る限り、まるで密閉システムですよコレ。。。(笑)

トランスミッションラインに好適なドライバーは、Qtsが低すぎてはいけないと言われていますが一方で、高すぎてもいけないというコトが判りました。高すぎると、ドライバ共振が支配的となり、管の強いフルート共鳴が起こせないのですね。

私はTLsと相性がよほど悪いのだろうか。またまた失敗です。

 

ところで、稀にインピーダンスの波高などの「形」をもって「Qが高い」と判断してしまう方がみられます。が、インピーダンスカーブの形だけ読んで、Qを判定できたらそれは神です。波の高さ、インピーダンスの絶対値の高さはQの高さを表しません。また、インピーダンスカーブのように不連続性の高い波形だと裾野の広さとの相関もたいがい見誤ります。Qはプロットから実値を読み込んできちんと演算しないかぎり、直感的に読み取ることはできないです。素直に自動計算等のソフトウェアに頼った方が間違いないですね。

 
 
 

【この連載の目次】

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投稿者

KeroYon

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