MX-1000H(ほまげ)最終塗装フェーズ。
先日作ったジグを使って、本日はいよいよマーブル塗装を敢行します。
ジグに針金を張る
先日制作したジグに針金を通していき、段ボール製の枠組から針金の枠へ移植していきます。
針金なら、背面で絞り込みができるからです。

針金を捩ったりしながら、外枠を1mmの針金へ置き換えてゆきます。別に2mmの針金でも良かったのですが、コストをケチって1mmです(笑 結果、1mmの方が柔らかく、取り回しは良好でした。

下地のホワイトを塗る
まずは、サーフェイサーの上からホワイトを吹きます。


TOYOTAのスーパーホワイト。(パールマイカでは無いもの)
ジグ(ネット)を被せる
ホワイトが少し乾いて指で触れられるくらい(20分経過)になったら、その上からネットをかぶせます。

このままじゃ、側面が塗れないから、巻き込んで針金をこじってすぼませます。

こうなります。このとき、紋様の位置を微調整して「イイカンジ」にします。
グリーンを吹く
その上から、最後のディープグリーンを手早く吹きます。
使ったのはHOLTZの「グレースグリーン」マツダ色。

ネットを除去
グリーン塗料が乾かないうちに、素早くネットを取り外します。
このとき、ネットで塗面を擦らないように。
平面に比べると、この除去操作が鬼門で、少し塗料がハネてしまいました。

若干、毛が残ってしまったり、デコボコの部分が出来ましたが、ここは#2000でヤスってしまえば除去できますので問題になりません。

アラ~。 ジグは再利用できればする積りでしたが、これはムリですね。
1回の利用で廃棄です。やっぱり針金ベースだと、こうなるか。。。

塗料が乾燥してから屋内に持ち込んでみましたが、一層イイカンジ。
満点ではないが、85点はあげられます、合格!
このあと、研磨、クリアー上塗り、ポリッシングという工程が待っています。更に大理石っぽくするぞ~。
鼻の仕上げ
先日、塗装をした鼻を仕上げします。

・研磨
・薄めx3回塗り
・研磨
・クリアー塗装
をした状態。

かなりキレイに仕上がりました。光線の加減によっては金にも見えますね。
もし銅だとしたら、剥いて、磨いたばかりのバージン銅。
ブロンズよりももっと明るい色で、真鍮寄りだが、真鍮はこんなに輝かない。
それをエンクロージャーに仮止めしてみる。

まるでホンモノの金属製のイコライザーが突出しているよう。周辺のゴツゴツした塗装とのコントラストもまた良いです。これなら十分デザイン上のアクセントになっています。ゴールドのように下品でもないし、重量感もある。この色にして正解だった・・・!(自己満足)
さて、残るはヘッドのマーブル塗装と、上塗り、ポリッシングだけとなりました。緊張しますね~
ヘッドの方がハードルは高いですし、ヘッドの方が粗も目立ちます。
【この連載の目次】
- 次のスピーカーは奇行種を作ってみたーい
- チビ鬼ウーファーの再設計:MX-1000
- マトリックス用の板をオーダーしちゃった!
- MX-1000H (1)コンセプトと構造のご紹介
- MX-1000H (2)基礎設計
- MX-1000H (3)システムトポロジ
- MX-1000H (4)ボード加工図面
- いろいろなモノ、ぞくぞく着弾~
- MX-1000H (5)箱の組立手順
- MX-1000H (6)エンクロージャー材料も到着
- MX-1000H (7)木材にナンバーを
- MX-1000H (8)設計変更と木材ケガキ
- MX-1000H (9)中華パーツ着弾するが買物失敗
- MX-1000H (10)ボード二次加工開始~穴開け
- MX-1000H (11)トリマーで角穴を空ける手法
- MX-1000H (12)トゥイーターを選定するよ
- MX-1000H (13)バッフルのフラッシュマウント加工
- MX-1000H (14)フラッシュマウント加工の2
- MX-1000H (15)内部板材の二次加工
- MX-1000H (16)ミッキーさん耳加工
- MX-1000H (17)ミッキー耳貫通とバスレフポート
- MX-1000H (18)最大の角穴とマグネット干渉部のザグリ
- MX-1000H (19)ミッキー板の完成と、トリマー選びの大失態の話
- MX-1000H (20)左右スラントバッフルの切除加工、新トリマーよ頼む
- MX-1000H (21)スピーカー端子の穴!…とチョイ斜め削り
- MX-1000H (22)鬼目と爪付きをひたすら打ち付ける
- MX-1000H (23)仮組みをしてみる
- MX-1000H (24)マトリクスヘッド-組立開始
- MX-1000H (25)組立手順をチョイ変更
- MX-1000H (26)左右スラントバッフルを接着
- MX-1000H (27)面取り、ガスケット制作など
- MX-1000H (28)底板接着とインナー塗装
- MX-1000H (29)サブウーファーポートの成型
- MX-1000H (30)ヘッドのエッジカットと整形
- MX-1000H (31)ヘッドの下塗装、サブのボディ組立
- MX-1000H (32)サブの側板と、小鼻
- MX-1000H (33)ボディの組立完了
- MX-1000H (34)ボディとベースの下塗装開始
- MX-1000H (35)ひたすら研磨塗装研磨塗装研磨塗装…(以下略
- MX-1000H (36)サーフェイサーで塗装工程も佳境
- MX-1000H (36.2) 用のスピーカーベース
- MX-1000H (37)塗装の下処理がすべて完了
- MX-1000H (38)ボディをザラザラ・コンクリート調へ
- MX-1000H (39)ボディ仕上げとパッキン制作
- MX-1000H (40)マーブル塗装のジグ準備
- MX-1000H (41)鼻カッパー
- MX-1000H (42)大理石塗装:アンカーベース
- MX-1000H (43)大理石塗装:ヘッドブロック
- MX-1000H (44)大理石塗装:完了
- MX-1000H (45)研磨と塗膜補正
- MX-1000H (46)サブウーファー=ボディがほぼ完成
- MX-1000H (47)塗装と表面処理が佳境
- MX-1000H (48)表面加工が全て完了
- MX-1000H (49)トゥイーターの取付、フックアップ
- MX-1000H (50)アンカーベースにスパイクを
- MX-1000H (51)やらかした!ドライバー挿入不能
- MX-1000H (52)又やらかしたか! 今度は…!?
- MX-1000H (53)プレ実測用のXoverを組む
- MX-1000H (54)遂に姿を現した?
- MX-1000H (55)大きさ感を比べてみよ~
- MX-1000H (56)アメイジングな超低域
- MX-1000H (57)2way Xoverアライメント
- MX-1000H (58)アンプが燃えても工作はできる!
- MX-1000H (59)利用スキームについて解説する
- MX-1000H (60)インピーダンス計測
- MX-1000H (61)ついに始動 Ver.A音出し
- MX-1000H (62)ソースによる音質差が
- MX-1000H (63)剣の峰を歩くだと?
- MX-1000H (64)VerA-Rev01の測定
- MX-1000H (65)Xoverを改良してRev03へ。
- MX-1000H (66)低域改良して年越しだぁ
- MX-1000H (67)音質改良:VerAのFIX
- MX-1000H (68)VerAの空気録音
- MX-1000H (69)で好ましく鳴る録音
- MX-1000H (70)再始動、今度はネイティブマルチアンプにチャレンジ
- MX-1000H (71)裏蓋をバラす~ドライバ直結型へ
- MX-1000H (72)5ch分のケーブルを配線する
- MX-1000H (73)MTMのXoverを考察する
- MX-1000H (74)全体的なジオメトリを補償する
- MX-1000H (75)Ver.Bの確定、Ver.C, Dへの展開
- MX-1000H (76)Ver.Eの実力とフルレンジ単体の性能
- MX-1000H (77)最終回、けっきょくMX-1000Hとは何者だったのか?
- MX-1000H (78) Reboot! 久々のパッシヴXover Ver.A
- MX-1000H (79)パッシヴXoverの最終調整
- MX-1000H (80)サブウーファーフィルター後の最終特性

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