YAMAHAアンプの魔改造シリーズ。
パーツが買い揃わないから、なかなかに進捗がノロいですが、それでも細かいところをチマチマと進めています。

IWISSのクリンパーを使って接続ケーブルを作ってゆく。

接写してみれば判りますが、(肉眼ではわからない)各ケーブル末端はおっそろしい精度で美しく圧着されています。安物でインチキ臭いクリンパーではこうはいかないのです。

それをコネクタへ差し込んだ姿も気持ちいいほどパーフェクト。精度の高い加工ができないのであれば、コネクタなど使わず、基板へハンダ直付けしたほうがマシですね。コネクタを使うなら、精度の高い工具、それを使いこなすスキルの鍛錬がセットです。
次に、パワーアンプ用の定電圧電源基板を加工します。
こういう代物なんですが・・・

AX-10の+B電源は、購入したD級パワーアンプには電位が高すぎるのです。だからこうした降圧回路が必要になるというわけ。問題は、この基板をセット内のどこへ組み込むかですが、
- この回路はAC入力前提だが、私は±DC入力で使うので整流Dが不要
- 付属していた放熱フィンは捨てて、AX-10パワーステージの放熱機にこれのパワトラも装着したい
ということで、基板や放熱器を加工します。

少しでも基板面積を小さくできれば・・・ということで、PCBをカットしてしまいます。私の場合は前段の整流ダイオードのパートは不要なのです。

切れました〜 このPCBはフェノールやベークでなくガラエポなので、切るには骨が折れます。それでも、しつこく深く切れ目を入れて、応力を掛ければキレイにカットできますね。装着しないDのランドをDC入力へ利用します。

AX-10側の放熱フィンに、パワーTrとPCBを取り付けるためのタップを切っておきます。タップレンチはMOS-FETパワーアンプ以来のご登場。すっかりコツを忘れていましたが、やっていくうちに勘所を思い出しました。
「注油」と「一度には半周しか回さない」がポイントです。
これら加工によって、定電圧昇圧回路はパワーアンプの放熱フィンへ実装可能になりました。
次は、サブウーファー用のディジタルアンプですね。これ。

これをセット内のどこへ設置したものか。定電圧電源回路以上に「小型の基板」ではあるが、徐々にスペースは埋まってきています。

思案した挙句、パワーアンプの2個の放熱フィン間に橋を渡して、その橋に浮かせて取り付けることにしました。

幅20mm, 厚み1mmのアルミ・フラットバーです。Amazonでいちばーん安く売っているやつ。
オーオタ的には強度の高い厚いアルミが欲しくなるところですが、分厚いアルミは素人には「切れません」=加工性が極端に悪くなるので、1mmで我慢します。安いしね。

「カッターを当てるための金尺」と板でアルミを挟み込んで

大判カッターナイフを30回ほど当てます。切るというよりは、傷を付ける、溝を掘るというイメージで。
もちろんこれは、回数が多ければ多いほど、巧くいきます。2mmアルミなら100回以上掘った方がよいでしょうね。厚みの自乗で手間が掛かります。

当て木を当てて、傷をつけたところで折り曲げます。決して一度で大きく曲げてはいけない。歪んでしまいます。
5度曲げて→-5度逆へ戻す→5度曲げて→-5度逆へ戻す→10度曲げて・・・といった感じ。
イメージ的には、曲げて折る・・・のではなくて、何度も曲げることで「金属疲労破断」を起こさせるというイメージです。だから、一挙に曲げる必要はなくて、切れ目にストレスを徐々にかけていけば十分。最後は必ず破談します。
この工程にあたっては、下記の動画を前面的に参考させていただきました。ありがとう。

一挙に大きく曲げ角をとるのではなく、徐々にグリグリ往復していたら、楽に折れてしまいました。まったく力は使わないかたちです。

問題ないですね。すでにバリもほとんどない。

#800で少しやすります。レーザー切断したかのように断面がキレイ。

そうしたら、ケガキをします。1mm厚のアルミだと、派手にポンチングするとそれだけで板が歪んでしまうようです。だから、軽くね、カルく。

ドリル穴は面倒臭くても、2.5mm- 3mm- 3.5mm- 4mm … と歯をすげ替えて、徐々に押し広げます。
横着をして最初から大きな径のドリル歯を付けたり、ステップドリル(たけのこ)で一挙に押し広げようとする人がいますが、まぁ汚らしいですね、穴が。だいたい穴がひしゃぐか、機材のアルミが歪むか、どちらかです。作業は早いのかもしれませんが「素人細工」まるだしになります。

最終的に5.5mmほどにしました。

この穴ピッチがパワーアンプ放熱フィンの取り付けピッチと一致します。

こんな感じで。放熱フィン間にブリッジを渡して、パワーアンプを取り付けする予定です。

放熱フィン側にもそれ用のタップを切っておきます。
今日はここまで。
あとは平滑キャパシタ等と干渉するだろうから、現物合わせでスペーサーによる高さ調整などで最終実装を決めます。

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