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久々に、MX-1000Hのサブウーファーの臓物を開封しました。

見る人が見ても何が何やらという感じではあります。
完全なるパッシヴシステムとして運用する場合、MX-1000Hのサブウーファーには弱点があります。私みたいにminiDSPでオプティマイズできる人間には問題とならないのですが、完全にパッシヴ運用すると、中高域の漏れが激しいのです。

これは初期測定の頃から判っていたことでした。

クロスオーバーのインダクタを取り外します。

ほぼ裸特性の状態でサブウーファー単体の特性を測ります。

近接場計測です。
これ以外に無響室相当の実測方法は無いからです。

逆に言えば、このウーファーのように6th Order Bandpassであれば、これが最も妥当な擬似無響計測のスキームと言えます。

全くフィルターを通していない、MX-1000Hサブウーファーブロックの実測値です。ご覧の通り3kHz付近まで中高域が高いレベルで染み出してきています。

これは皆様がお使いのバスレフシステムでも全く同様で、ポートから汚らしい中高域が大量に染み出してきて再生音を濁しています。この現象は「プロが作ったものだから」とか、「新技術により課題解決しているから」とか、そうした工夫とは全く無関係に原理的に出てしまう課題です。嘘だと思ったら、Stereophile誌の実測データで高級スピーカーのポート近接のデータを眺めてみてください。どんなバスレフシステムでも大なり小なりこの傾向が見られます。

バスレフなんかはまだ良い方で、これがバックローデッドホーンになると、下手をすればドライバ前面のレベルさえ上回るレベルの汚い中高域が、壮絶な位相回転を伴って、ホーンロードから染み出してきます。

これをどうやって抑止するかですが、背面の音圧を完全吸音してしまうか、または電気的フィルタでそもそも生じないようにするかの二択ぐらいしか有りません。

こちらが音圧/位相特性で、

こちらがインピーダンス特性です。
フィルターレスで素の状態での実測値をそれぞれ、frd, zmaで収納しておきます。

次に、これをVituixCADに吸い込んで、電気フィルタのシミュレーションをします。

模擬回路

青がフィルターレスの特性。
ピンクがフィルターを通した特性です。
結果だけを見せていますが数回にわたるトライ&エラーの結果がこれです。

このフィルタの実装により、中低域のディップを埋めるとともに、中高域の漏れを劇的に改善できていることが分かります。。

今回の改良素子です。手持ちの部品だけで何とかなりました。

フィルターレスの汎用システムで駆動した時にもある程度良好な音質を得るための施策です。今回の改良により、Ver.Aも真に汎用利用可能な状態になったと言えるので、これにてクロージングしようと思います。後は解体です。

【この連載の目次】

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投稿者

KeroYon

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