前稿
でAlphaが再始動したわけですが。

本当のリスタートの意味で、再測定も実施し、miniDSPの再セットアップから始めることにしました。


この時、どれほどの脂汗💦が吹き出たかご想像ください。
トゥイーターがトンだ可能性があるのです。今、新しくトゥイーター(C25-6-013)を調達すると出費が20万円を超えます。
落ち着け、何が悪いんだ?ひとつひとつ、原因を想定しながら当たってゆきます。
miniDSPがバグって出力されていない
これは一番疑わしい。ありがちです。
というのも、この手のデバイスはセットアップファイルを新しく読み込んだりして状況が変化したり久々にコンソールを起動したりすると、急に動かなくなる事があるのです。しかも中途半端に。DSP-408は少なくともその傾向が大でした。

- セットアップファイルのリロード
- miniDSPをファクトリーリセット
- ゼロリセット状態からのゼロセットアップ
色々やったが、音が出ないということはminiDSPは犯人ではない。
RCAケーブルまたはスピーカーケーブルの接触不良

- 試しにRCAケーブルを交換。出音なし。
- スピーカーケーブルも導通を確認しました。
→結果:違いました。
スピーカー端子の緩み もしくはフックアップの脱落

まず疑うべきはここですね。
特に、サブバッフル交換時にターミナルへのインサートが甘く、脱落してしまった可能性は高いです。一番単純なミスなので、私はこれに期待していました。
- Andromeda背面のスピーカーターミナル:Yラグは強固にバインディングされています。
- 背面の保護給電ターミナル:こちらもケーブルを動かしてみましたが問題なし。結線ミスもなし。
- サブバッフルを外して内部フックアップ確認:残念ながらしっかり結線済み。
→結果:違いました。
だんだん絞られてきました。ここまで条件が絞られると、「トゥイーターが飛んだ」という可能性は徐々に上がっており、相当焦ってきています。
アンプの出力を疑う

もしかして、パワーアンプが死んでるんじゃないの?
結論から言うと、これでしたー。
LchのHIGHレンジアンプが死んでいます。
他のスピーカーを繋げても、反応が無いことを確認。

トゥイーターのみ外して導通確認

最後に問題のトゥイーターだけを外し、DATSを使ってインピーダンス計測を行いました。
(2kHz以上限定のスイープ)
問題ありません。トゥイーターのインピーダンスは正常で、スイープ音も確認できました。ここまでで少なくともスピーカー故障ではないことが判り、ほっと胸をなでおろします。
わずかながら直流電位をトゥイーターに印加するのが嫌なので、私は導通確認にインピーダンススイープを使うようにしています。
アンプの故障だと問題はないの?
はい!ぜんぜん、まったく痛手はありません。直せばいいだけなので。そこが自作アンプ、半自作アンプの良いところです。回路も実装も隅から隅まで把握していますし分解も容易ですからね。
まず、アンプ基板のスペアを4chもストックしてあります。
仮にそれが尽きても終段のFETは別で大量に買い込んであります。
そして、スペア基板が尽きてしまっても基板が燃えでもしない限りは、全半導体交換や全キャパシタ交換で十分リカバリは可能です。回路図も控えてあります。つまり、自作アンプは市販アンプ以上に永続性・持続性があるということです。
ちょっと考えにくいですが、前回改修をした際にアンプ内フックアップが外れっぱなしという可能性もありますね。
本当にアンプの故障なの?犯人特定
えーと実はもう1つだけパス可能性が残っています。
それは「miniDSPの1chだけ出力が出てないのではないか?」という仮説です。
そこで、犯人がminiDSPなのか/自作アンプなのかの切り分けも実施。
テストに使うのは、USB audio I/Fです。USB audio I/FのインプットにminiDSPのHighチャンネルを接続し、miniDSPへシグナルを投入し、出力応答があるのかを見てみます。
miniDSP(Left-HighCH) —> USB audio I/F input —> USB cable —> PC

良かった。正常に信号が出力されているのが確認されました。
では次に、MOS-FETアンプのLeft-HighCHへUSB audio経由で信号を流し、スピーカーからの出音を観測します。
PC —> USB audio I/F output —> アンプ(Left-HighCH) —> テストスピーカー


PC —> USB audio I/F output —> アンプ(Right-HighCH) —> テストスピーカー
音が出た!
はい、これで完全に犯人確定です。
✕ miniDSPのセットアップ不良
✕ トゥイーターの故障
✕ フックアップワイヤーの脱落
✕ 中途配線の接触不良
✕ miniDSPのバグまたは故障
● アンプの故障(または結線外れ)
MOS-FETアンプの1chから出力が無いという不具合でした~。
Alphaを完全に鳴らすには、アンプの改修が必要です。(GammaやBetaでは、実質3wayなのでハイレンジを利用しておらず、チャネル不具合に気づくことが出来ませんでした。)
自作アンプの修理なら他のトラシューに比べてホント気が楽ですマジで。
試しにLch-Alphaのミッドレンジのローパスを外して再生してみましたが、これでも十分実用にはなります。Alphaのミッドって、10kHzまでは線形特性ですので、正真正銘のバケモノなのです。

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