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LINE Clova編

立派に鳴っているのですが、IC発熱が凄いので放熱器を取り付けたい。ついでに、パーツ実装や物理特性も一層最適化したい。

完成した放熱フィン付きの基板。
測定中のスイープ信号などで特に顕著ですが、ICが触れないくらいに熱くなります。経年劣化や早期故障は疑いない。Clova WAVEは構造的にあまり熱の逃げ場がないのでそこの配慮も必要。

こんな小型フィンでは焼け石に水かも知れないけれど、少しでも熱容量を増やして余裕を出したい。

幸いにして、内部の仕切り板は私が穴だらけにしてしまいました。発熱はここから上部へ抜けていき、スピーカー開口部であるパンチング穴から放出されるものと思われます。四角い穴を沢山開けてしまいましたが無駄ではなかったのです。

さあ基板を交換します。

開腹手術する。

古い基板が綺麗に収まっている。
配線メモのため、沢山写真を撮ってあります。ケーブルの色とかね。再接続のときに楽になります。

いったん全部バラさないと基板交換は出来ないのですが、これは複雑な構造上しょうがないです。この角穴から熱は上に逃げるはずです。そして、パッシヴラジエーターの開口部から室外へ放出されるはず。

新旧のPCBを比較してみる。こうしてみると別物ですね。左の方がややスマート。

裏側。電解キャパシタはむしろ大型化した。

全体として新基板の方がパーツが若干高品位です。

はんだ付けは2個所だけ。電源ケーブルだけが直付けなので、その2点をはんだ付けします。万が一はんだがサランネットに掛かるとサランが溶けるので、ティッシュで養生しています。

ところで、

関係無いんですけど、チップ部品に使っていた純銅製のこて先がこんな風にひん曲がりました(笑)。これは凄い。純銅は熱抵抗が低く柔らかいとは聞くけど、こんなに変形するのね?純銅製は初めてでしたがこのこて先はもう使えないので破棄します。短命だな~

セットアップ完了。
こんな風に実装変更するときに、コネクタ接続は本当に楽ですよ。コネクタを仕込むのは大変だったけれど。

閉腹します。

簡易音出し試験します。問題なし。
裏蓋のゴムも貼り込みます。

Clova WAVEの Rev. 03 が完成です。

連載は終了していますが、今回の改造によりClova WAVEは真の完成を見ました。

今も試験的に鳴らしていますが実にゴキゲンな音でこれはやばい。もしも小学生の頃に親に買ってもらったラジカセからこんな音がしていたら、私はそれで上がってしまいオーディオや電子回路なんか触らなかったかも知れない。(挫折や失望こそが強い動機になり得ます)

最終回路図です。

今回の改造を期に、定数はさらに最適化しています。また、入力段の余計なLPF用キャパシタは除去しました。これにより出音は一層自然かつスムースになりました。

このClova WAVE用の「電気的な」クロスオーバーカーヴを描き出してみました。信じられないような妙な形をしていますよね?これで両側スロープが最適化されて合成特性はフラットになるのです。

逆説的に言えば(多くの人が想像するような)一般的クロスカーヴでは決して平坦な特性にはなりません。全てのラウドスピーカー・ドライバーは生き物。その生き物の物性に見合ったフィッティング(オプティマイズ)が必須になります。私はオプティマイズの権化みたいな自覚がありますが、今回のようなどーでもいいような小型BTスピーカーにも悪癖が大爆発してしまったというわけです。 これでも係数が限られているからかなり妥協はしています。

駄文乱文にお付き合い頂きありがとうございました。
今度こそ本当の完結かな。

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投稿者

KeroYon

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