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再掲。こちらはBetaのHighレンジだけの計測結果。
レッドは普段計測で使っている1/48thのスムージング、
グリーンが1/6thのスムージングです。

Xoverのカーヴフィッティングをするときなどは、1/6thの方が全体の見通しが良くなるので便利なのです。

全ての信号を合成したトータルの疑似無響特性も録っておきましょう。

上図はどういったプロセスで採れたのかというと:

  1. 中~高域は5msec.でファーフィールド取得(400Hz以上はまともに撮れます)。
  2. 1の結果をサミング(∑)した状態でFountekの中低域をニアフィールドで計測。
    これで1+2の合算結果が得られます。
  3. さらに2の結果をサミング(∑)した状態で、今度はXbassの最低域をニアフィールド計測。

これらにより、1+2+3の合算結果が得られます。(上図の赤線)

反射はほぼ除去できているので無響室相当の結果となります。

ミッドバスとハイレンジXover周辺のわずかなディップ。メカニカル2way嵌合部(2-4kHz)のわずかなディップなど、まだまだ甘いところは見られます。が、相当にこなれてきたのも事実。少なくとも凡百の市販スピーカーより良好です。この状態でしばらくは視聴してみます。

現在のBetaは「Beta V9」と呼んでいる状況。
Ver7は低次、1次クロスでしたがV9は8次クロスに変更されています。
Ver8- Ver9を初めて聴いてギョッとした感想が「これ、Alphaじゃん。。。」というものでした。特徴がないんです。

V9に代わったことでハッキリ認識できたのは、未調整の前身・V7には色付けがあったのだなという事。

いっそう特徴が消えて、ソースダイレクト。ラウドスピーカーの音を聴いているという感覚がしなくなりました。むしろソースサイドのフェージング・距離・ミキシング・イコライジングなどの特徴…というよりクセがどんどん気になりはじめています。赤裸々な感じがV7より上。いっぽう音楽鑑賞の楽しさだけなら、その辺りの”七難隠す”V7の方が上だったかも知れない。

この、スピーカーの存在が介在しないでソースの音ばっかり気になってしまう感覚がAlphaと酷似しているんです。

ちょっと喩えはズレてるかも知れませんが、これは8k大画面で鑑賞している昔のSF映画に通ずるものがあります。

例えばスター・ウォーズやインディージョーンズ。昔は劇場のスクリーンで見てさえ「凄いな」と感じたSFXも、今や高解像8kモニターで見ると映像加工のプア感が半端ないじゃないですか。もろにグリーンバック合成と判り、「後ろがタダの絵じゃんか!」ということまで判ってしまったり…。このとき、プロジェクターやテレビ等ハードウェアの性能より映像制作の作りの不味さの方が気になって集中できないですよね。今、Beta上の音響ではそれと似たような感覚が現出しています。ラウドスピーカーの音質より各ソースの特定パートの「あれ、ここって・・・?」の細かい音調整や録音の工夫に引っ掛かりを感じてしまう。

V7が口腔内によだれでまくり、美味しさ炸裂の台湾料理やイタリアンだったとしたら、V9はさながら懐石という処でしょうか。何もかもが真剣勝負。シンプルなだけに歪はバレる、一切のごまかしや淀みは許されません、みたいな。

V7 / V9を一瞬でスイッチングするのは、かなり楽しいかも知れません。まったく違う音質傾向のスピーカーシステム2個を瞬時に切替できる。それもセッティングを何も替えないでスイッチひとつで。昔のプリメインアンプのA/B切替みたいに。

レーダーチャート的な各バージョンの特色をメモしておきます。

このスコアは必ずしも「優秀」さを示しているわけでなく「中庸度」を示している場合があります。

特徴V7
1st.Order
V9
8th.Order
コメント
解像度45V9は克明すぎ。あからさま
V7も高いが嫌味すぎない
3Dステージ34V7はやや音像指向
V9もAlpha Gammaには届かず
温度感53V7はまさに「HOT」
V9は中庸(というか無個性)
フラットネス34.5V9には特徴を感じない。強いていうなら最高域か
ノーカラーレーション3.55V9には特徴を感じない
楽しさ・ソース適応度53.5V7はクズ野菜でも美味しく調理してくれる、常時よだれ全開
しかし調味料過多か?

こうしてレーダーチャートを描いてみると、ぜんぶ満点というのは多分無い。

トレードオフがある、たぶん。

今回は低次/高次フィルターの優劣を判定したというよりも、Betaの場合には低次/高次でどんな違いが生じるかを聞き分けたに過ぎないと思っています。数学的にはともかく、何種も作例を重ねないと、そのへんの得失は見えてこないかな?

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投稿者

KeroYon

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