アンプAB切替はブラインドで違いが識別でき、さらに…
識別できるだけでなく「どちらがどちらか」を言い当てることさえ出来る場合がある、ということが分かりました。
アンプA/Bには、具体的にどんな音の違いが聴けたのか?拙い文章力ながら書いてみたいと思います
[B] MERIDIAN 556は、一言で言うとたいへん整った音がします。ローノイズで歪感が少なく、静謐で、分解能も高い。過不足なくなんでも整然と鳴らしてくれる印象です。これは使い始めた頃からの印象で変わりません。
だがしかし・・・[A] MOS-FET自作アンプを聴いている真っ最中に[B]に切り替えすると、ゴソッと何かが失われるんです。それもかなり大規模に。あからさまに。

ここでは失われるソレを仮に「瞬発力」または「爆発力」(仮称)とでも呼ぶことにしましょうか。
オーケストラのトゥッティでのアタック音。ある瞬間にステージからどっふんと風が吹き抜けるんですが、その風がごっそり無くなっちゃうんです。正確に言うと、あるんでしょうが実存感が無くなってしまうというのかな?
ロックのバスドラムでも同様です。キックをドスっ、ドスっと踏むたびに、ぱふっぱふっと春風のような風が圧になって飛んできます。それが薄くなってしまうんです。A→Bと切り替えすると、まるで完全消失したように聴こえます。
おかしいじゃないですか。交換したのはXbass(超低域)のアンプではないんですよ。中低音です。なおかつ、ETONはローを緩くカットしていますからウルトラローは出ません。なのに、風の帯域、”風感”に影響が出たかのように聴こえてしまうというのが解せません。
グランカッサやバスドラムのような低音楽器だけではないんですね。ベースのピッキングももちろんですし、はたまた女性ヴォーカルのふっふっと吐息のような雰囲気が無くなってしまいます。総合すると、楽音に纏わる気配感のようなものが欠落してしまうのですね。
もちろんオケのクライマックスや怒涛の低音再生で一番差が出るんですが、普通の音楽の普通のパートでも、AからBに切り替えした瞬間になにか(気配)が決定的に欠落したと瞬時に判別できてしまうんです。声にすると、ふっ、ぱふっ、とふっ、といった感じですね。この発音に伴った爆発力、気配のようなもの、は楽音や声の生々しさにかなり寄与しているようです。それが無くなると、整然と整ってはいるんだけれども実存感や生気が希薄になってしまいます。熱くなって音楽に入り込んで聴いてたのに、切り替えるとこっちも冷静になってしまうような感じでしょうか。こういう音感って超低域特有かと思ってたんですが、ミッドバスの駆動アンプを替えるだけで、それが在ったり無かったりするんです。
Andromedaが鳴り始めた頃はこのMERIDIANで鳴らしていたわけで、そんな欠損印象はぜんぜん持たなかったわけだから、むしろこのMOS-FETアンプでその辺が盛り盛り、マシ盛りになったと考えても良さそうです。(だからこんなに聴いてて楽しいのかな?)それもあってなのか、MOS-FETは色彩感が豊かで、Bにスイッチするとモノトーン風にひゅーと寒風が吹き始めます。温度感で示せば少し冷たいんですかね、MERIDIAN。
一方、よく聴くと音場感;ステーンジングもかなり違います。楽音の周辺にふわっと雰囲気が漂ったり、空間感の見通しの良さというんですか、そのへんも[A]の方が鮮明で好ましい表現に聴こえます。Bが好きというヒトも居るかもしれないが、私は圧倒的にAが好み。(好ましい=優れている ではないところもポイント)
以上のようにほぼ一人勝ちであり、「ここはMERIDIANの方が優れているな」と思えるパートがなかなか見つけられない。間を置いてもこんなに大きな差を感じられたかというと・・・そちらも少々疑わしいです。
なんにせよここ2ヶ月間私に幸甚をもたらした理由の多くがアンプだったというのが明らかになりました。

さて、こうした音の本質的な違いが何によって生じているのか?
残念ながら、私には論理的な根拠が全く思い当たらないし、説明能力もありません。
「世の中には、物理特性で音質差を説明できない要素がまだまだあるのです」
…などとは口が裂けても言いたくない。ですが、多くの指標のうちのどれがこんな大きな差を生んでいるのか、私には説明の論拠がありません。ラウドスピーカーほど単純明快ではないことだけは確かです。
まず、低負荷やインピ変動耐性に直結する電源余裕
こちらはほぼ同等ですので、優劣は認められません。2chなぶん、むしろMeridianが有利なくらいです。ただし平滑キャパシタダムの容量だけなら、MOS-FETの方がやや優勢とはなっています。
静的な歪み率
人間の検知限が耳のよい人でも0.05%(-66dB)程度と言われてるらしいので、双方ともクリアしていると思います。ましてやフルパワー領域でないから、双方ともこれよりずっと低い。
TIM、IM歪などの動的歪
こちらは非公開なので分かりません。大いに音質に関与する可能性があります。
周波数特性
こちらも非公開なので不明。経験則で可聴域でなくともMHz帯まで伸ばせたアンプはやっぱり、なんか違う音のような気がするので、音質に寄与する可能性アリです。
DF
こちら非公開で不明。556は低NFBだそうですが、それでも5パラだそうなので最低100以上でしょう。MOS-FETも100以上です。超低域でもありませんし、私はパッシヴネットワークも噛ましていませんので、影響は小さそうです。
CMRRやSNR
未測定ですがなんとなく556の方が良さそう。
スリューレート
非公開で不明。TIMやIMと相関。こちらは音質に直結すると言われています。
スキーマティック
これはもう、モロに関与する部分ではありますが、語っても仕方がない部分ではありますね。
上記の全要素について関与するのがコレといえるでしょう。基本回路構成以上に重要な要素なんてありません。だから多くのアナログ技術者は新回路の発明に血道をあげて奔走したんです。
以上のように、私には測れないだけで音質に関与する諸特性は沢山有ります。測ってないから論理的に相関を語れないだけ。科学的に説明できない音質差と言ったほうがロマンはあるのでしょう。が、そういうことではないと思っています。プロofプロはそのへんも相関をとってチューニングするのでしょう。
キャパシタは比誘電率やロス、誘導率、温度特性などで音質差が説明できますし、抵抗やリード、プリントパターンの音質差も多くは誘導率や温度特性などで説明がつきます。片側(受け)が「ヒト聴覚」という再現性が悪く流動性の高い出力なので解析が進まない・相関解が得づらいだけだと思っています。
私が最も尊敬するアンプエンジニアはAnalog Devicesさん。なのですがそれはそれは、遠い存在ですね・・・。
まして、世間的には歪を意図的に増やしたり、はたまた帯域制限をして色付けが濃くなったアンプの方がむしろ人気が出たりもしています。ゆめゆめ物理特性の優劣と嗜好特性の相関まで求めてはいけません。ラウドスピーカーは味なしでアンプで味を付けるというのはアプローチとしてアリだとは思います。私の趣味じゃないですけどね、そんなのは。
次回予告。
こんどは1kHz~以上を受け持ってるプレナー型トゥイーターのアンプを切り替えて、違いを聴き分けて見たいと思います。
中低域のような明快な違いは聴かれるのかな?それとも全く判別できないかな?

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