初回通電が上手くいきました。
次はアンプ回路1chずつ電源を給電し、バイアス調整し、音出しチェックしてみます。
まずは右奥のPCBから。


テスターはFETのS-S間に繋ぎます。
マニュアルによると20mVに調整せよとある。
ソース抵抗がふたつ合わせて約0.44Ωですので、20mVでは50mA弱のバイアスが流れる勘定になります。

MOS-FETは、なぜか負の温度特性を持つという奇妙な特性があります。一般的なバイポーラは正の温度特性を持つから、熱くなるとサーマルブレイクダウンが起きやすくなります。これに対してMOS-FETは逆に熱くなってくるとむしろバイアス電流が減るから、サーマルブレイクダウンが起きにくいというメリットがあります。
しばらくテスターをほったらかしにして、放熱器がほんのり温かくなってくると、バイアス電流は減る傾向になります。なので、少し多めに調整してから数分放置して安定するまで待ちます。

バイアス調整が完了したら、ライン入力からスマホのイヤフォンジャックから音声を入れて簡易音出しチェックしてみます。

おー。音が出た。テスト用のおんぼろスピーカーVivaceから、何とも美しい音が流れ出てきます。モノラルなのにこんなに美しく感じるのはプラシーヴォですかね。またひとつ障壁を超えました。


3ch分調整が終わって、配線を押し込んで整理したところ。
そして、、、、4ch調整と音出しが完了したところで、突然事故は起きました。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
電源が入らなくなったのです。
ついにやっちまったのか~~?💦
慌てて電源を切り、原因を突き止めます。心臓バクバクします。でもこんな事故は慣れっこのはず。素人細工で故障破壊はあたりまえ。原因はどこだ?判らない・・・。焦る心を抑え、ひとつひとつ条件を狭め、問題点を切り分けていきます。
まず、電源を入れても、内部LEDが一切光りません。
ということは・・・その前段に問題がある??
- トランス二次側の電圧を測ってみる。→来てない。
- ACインレットのヒューズを見てみる。→断線してない。
- 外部ヒューズを見てみる。→断線してない。
おかしい、、、問題箇所どこだ????トランスが断線したのか?んなバカな。
- ACインレットの電圧を見てみる。→105Vくらい来てる。
- スイッチ端:→105Vくらい来てる。
- でもパワートランスには電圧来てないじゃないか。これじゃ二次側電圧無いのは当たり前。
問題の切り分けが進み、ここでようやく原因を探り当てます。抵抗両端を測ってみる。
なんと、故障箇所はシャント抵抗。分流抵抗が断線、オープンして∞となっていました。

これでは通電・起動するわけがない。
25W、5.6Ωもの耐性があるのにそこが断線した。これは衝撃的です。もっと耐力のある抵抗じゃないとダメなの?
100Wくらい必要??確かに瞬間的にそのくらいの電力が掛かるのですがまさかこんなに簡単に死亡するとは・・・。
でも、せめて故障パターンが「オープン(断裂)」で良かったです。これがもし「ショート」なら多分後段の整流回路を巻き込んで大惨事になりました。ショートに配慮した対策回路ってあるのかなぁ。ヒューズ抵抗みたいなものが良いんですかね、イヤだけど。
さっそく、実験中断してこの部分の修理を実施。せっかく組み付けたのに部分的にまたバラしです。
抵抗の換装は行いましたので、ひとまずの復旧は出来ました、ホッと一安心。
ただ、こんなに簡単に切れるのであれば恒久対策が必要と感じています。50Wの抵抗を使ってもいいのですが、大柄になってしまいますので、25W12Ωの抵抗をパラにして分流することで耐性をあげようと考えています。それか抵抗値をもう少し上げるか。少し過渡的な挙動を測定してみた方が良いのかもしれませんね。。。。

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