酷暑の山、たった300m弱で悶絶@林道阿諏訪線

酷暑ですが、酷暑だからこそ、急に山に登りたくなった（もちろん自転車で）。
とはいえ、病み上がりかつ貧脚なのでもちろん高い山はムリ〜。

そうだ、この前Blogで調べた、鎌北湖から獅子ヶ滝へのルートを登ってみよう。ここなら300m弱。500m越えの顔振峠や600m越えの山伏峠に比べればだいぶ楽だろう。片道も29kmくらいで着いてしまうから気が楽だ。

日高から毛呂山町方面へ、途中から鎌北湖方面への旧道へ入っていきます。

遠くに見える山並みがターゲット。あの中へ入っていきます。

あぢ〜〜💦

早くも高温でバテ気味です。水分は摂っていますが喉がすぐ乾く。。。

久々の山岳（？）です。鎌北湖への経路は抑揚のない登りで、だいたい4〜8％、稀に10％という感じでした。まあ、貧脚＋アルミバイクでもなんとか登れます。ずっと4-6%くらいなら楽なんですがねー。淡々、黙々と漕いでいると：

なんか、すぐ着いちゃいました。あっけない。
ここまで100m以上上がってきた勘定で、あと100m上がればいいだけ。なんだ、楽勝だったね、とこの時点ではかなり油断してます。

なんかムーミン彷彿とするような泉ですね。元々はここに村があり、呼称も”溜池”だったそう。
水が澄み切っているわけではありませんがのどかで癒されます。バイクや車で遊びにきている方々もちらほら・・・カップルが目立ちます。それと、ドローン遊びにきている方がちらほら・・・２機ほど飛んでます。

昔は観光地で、そこそこ人が遊びにきていたのでしょうね、廃棄されたおまるが見えます。

今は散策、ランニング、釣り人、バイカーだけ。ロードで上がってきた人は・・・私だけでした。ロードの人はやっぱり正丸とか顔振とか行っちゃうんでしょうね。

とても変わった作り。

湖の反対側は人工的か、それとも天然なのか、ダムで堰き止められて階段が見えます。その下は沢です。

鎌北湖レイクビューホステル。どうみても廃墟ホテル。観光地としては終わってしまった地域なのでしょう。

しばらく周辺を散策して

見えませんが、この真下では釣り人が傘さして釣ってます。

鎌北湖の諸元はこちら。元々はこんな名前ではなかったそうな。

鎌北湖を後にし、残りの登りに入ります。

気分爽快、程よい勾配を楽しく登っていきます。

ところがですね。。。
油断してました。

最後の500m程度？？が猛烈だったのです。
いきなり眼前に現れた絶壁、8%, 12%… とみるみる、斜度が上がっていく。。。

ひええええ〜　ムリ〜💦

GARMINのメーターはフラフラと17% – 18% 辺りを指してます。この数字は私が登れる限界・・・というかムリと判断する数字です。

残り▲70mを、たった500mで登らせようとせん作り。

カーボンでも無理ギリギリなのに、NETで11kgのアルミバイク＋でぶった身体を17%に持ち上げてゆくのはしんどいです。経験がないくらい厳しい。この位の傾斜になると、トルク派もケイデンス派もへったくれも無いのですね。トルク一択です。だって、全体重をペダルに乗っけてスタンディングしたって全く進まないんだもの、今にも止まってしまいそう。それで仕方が無いから踏むわけですよ、ガッと踏む。つまり、トルク以外では進まん。

24%でもギュンギュン登ってゆく人がたくさん居るってんだから、どういう脚してるんだって思います。エンジンが違いすぎる。しかしこの坂、帰ってから調べたらMAXでもたった16%くらいしか無いみたい。でも現地はGARMIN EDGEが17-8を指していたし、体感でも18くらいに感じちゃったけどなー（笑）

意識モーローと歯を食いしばっていると、いつの間にか下り勾配に変わってる。

あれ？ひょっとしてさっきのがピークだったの？あっけない。　何か言ってよ。なんの標識もないのです。つまりここは峠などではないってこと？（爆

ここからロケット下りですが、下り側もどうみても10%超えており。手が厳しい〜

あまりハードな下りが長く続くと、手の握力が無くなってブレーキングが難しくなります。

これ、いわゆる「人間ブレーキがフェード」って奴（笑）

獅子ヶ滝を見落とさないように、ゆっくり進む。ロケットのように降って見落とし、また登り返すのは嫌ですからね。たまに看板はあるのだが、どれも擦れていて全く読めん（笑

つまり人なんか来ないってことだ。さっきから誰ともすれ違わないし、ローディーもゼロだ。

おお？　これなのかなー
獅子ケ滝と書いてありますね。地味で小さくて読みにくく、本当に見落としてしまいそうでした。しかも滝らしきものは見えない。どこ？

ちょっと奥へ入ってゆかないと滝は見えないらしい。

このように、崖沿いで足場の悪いところをビンディングで往くのは結構怖い。滑る。橋渡しがあったが基本信用しない。鉄板上のビンディングはとても滑るのです。

人の往来が全くない処。足でも怪我したら帰れなくなる可能性あり。

あった〜〜

滝は奥にありました。しょぼい滝ですが趣と涼しげはあります。しばし座って熱った体に涼を吹き込む。
で、お目当ての滝の写真、ここへ来て件のカメラノイズが発生。横線が見えていますね。

このCMOS欠損、どうやら「常に」発生するわけでもないらしいのです。ここまでの写真ではノイズが入っていませんでしたよね。何らかの契機でこの横線が出現し始めるようです。まあ何にせよスマホ故障・寿命なのでしょう。

明るく写っていますけれど。非常に薄暗い現場です。

カメラの自動露出で明るく見えてるだけ。

このあと、数キロにわたる楽しい下りで毛呂山から越生へ。少し遠回りして65kmの走行になりました。しかし、あの坂があったためなのか、暑気あたりなのか、身体ダメージは100kmクラスです。やはり私は平地専用なのですね。。。