6chアンプ (37) 入力端子パネルとシャシーアースラインの取付

今日は長文です。

 

さて、HIKARIの銅板が届きましたので

これにカットや穴あけ加工を施しました。

あちゃー。0.5mm厚しか無いですからね。やっぱりカットしたり穴あけしたりすると、少しヨレますね。
まぁいいんです。どうせ見えないし、後日作り直しも可能です。でもどうせメンドウ臭いからやらない

GNDのショートケーブルも出来上がっているので、早速取り付けていきましょー。

 

このRCAピンジャックは、裏から挿し込んでパネルの表側からネジ止めするタイプなんです。これが作業効果絶大。パネルをはめるのがあっけなく楽でした。もし逆だったら、ケーブルのはんだ付けを全部外さなければいけなかったかも？？

巧いこと付きました。
アースケーブルを接続するところがね…。少し銅板をひん曲げないといけないのですが。無問題です。

リアパネルの加工をしているので、ついでに課題」だったDC出力ターミナルも付け替えをします。

実はその後もトラブル続きでして・・・。新たに追加発注した5.5mm-2.1mmのジャックは、サイズはばっちりだが、ネジピッチの切ってある部分が少なく、3mm厚のパネルに挿入するとぎりぎりナットが噛まない・・・。そこでまた、新たなパーツを発注。今度はカタログで 2.1mm と書いてあるのに、新着パーツのセンター端子は2.5mm（カタログに偽りあり）。度重なるパーツの不具合に、この段階でブチ切れ寸前。大して重要でもないDC出力に一体いくら無駄銭使うの？マジギレついでに、ジャック側は諦めて、それならと2.5mmのプラグを発注しました。こちらは当然ながらジャストフィット。ということで、最終的に5.5mm-2.5mmの出力端子となってしまいました。ここへ繋げる装置は全部ジャックの付替えをしますので無問題です。

ナットがアンプ内部に落ちそうになるところ。このように外す寸前にマステを使ってパーツ落下を防ぎます。これノウハウです。

 

付きました。これでようやく問題のないDC出力端子に・・・やったね！

さてさて、用意しておいたシャシー用GNDラインを電源基板（アース中点）へ接続です。このPCBは、側面の放熱器をいったん外さないとアクセス性が悪いです。嫌だったけど、仕方がないからいったん全部はずして端子を露わにします。

 

ここもうまくネジ止めできました。

 

シャシーパネル間の接続は、削るのではなくケーブルでつなぎます。

シャシーの各面を構成するパネルにタップを切ってある箇所つまり絶縁が剥がしてある箇所を、GNDショートケーブルで繋いでいきます。本当は各パネルの黒色アルマイトを削れば良いのでしょうけど、接合インピーダンスだけならこちらの方が低い。

 

こんな風に繋げました。

テスターで当たると、ローカル～ローカルで抵抗値が0.2Ωくらいです。最高とは言い難いが、落としていないよりはマシと思ってこれで許容します。これがもし全面銅メッキのケースなら、楽勝で0.05Ω切っていたでしょう。アルミとは全然違うのです。

一部、パネル間ショートに、銅メッキねじ使いたいなぁ。
そんなもの有るのかな？と漁ってみたら、、、、売ってた！！

 

売ってるんですねぇ、こんなの。早速発注しました。
皿ねじ穴のところをやすりで削ってこれでショートすれば、目立たず、かつ低インピで繋ぐことが出来ることでしょう。数カ所はコレを使おうと思っています。トッププレートやボトムプレートのショートにはこういうものが最高です。パーツが到着するまではケーブルでつないでおきます。

（余談）作業終了後のビスやパーツは、このようにラベリングをしておきます。
後から探すとね、諸々混ざっちゃって。何の用途かわからなくなって、すべてが行方不明になるのですよ。それで無駄な購入を繰り返していく。散財を防ぐには、地道な努力が有効です。

 

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さぁさぁ、仮配線の準備ができましたので、いよいよ音出ししながら実験です。

まずは、シャシーアースだけを結線して効果を見ます。
ビー・・・。
ダメですね。ビートノイズくっきり。何も変わっていないように感じました。

次に、RCA入力端子をショートして、その系を電源中点（GND基準点）へ結線してみます。

シーン…えっ、聴こえない? …これは効いた～！

やった・・・！！のか？？

ノーチラスに耳を近づけてみます。。。ほぼ聴こえない。。。！！これは検知限界以下か！

 

気を良くして、今度はセット内の同軸ケーブルの、アース側だけを外してゆきます。
原理的には、これでループが完全になくなるので、一層良くなるはず。

ジー・・・
あれれれれ？？　むしろビートノイズが増えた？
これは謎挙動ですね～。ループはできるけど、アンプ基板にもアースを引いたほうがいいのか。なんで？

まあいいです。
　RCAアース – 電源中点GND
　RCAアース – アンプPCB
両方のアースを繋いだ方が、ノイズが低減されることが判りました。

理由がはっきりしない気持ち悪さはありますが、ひとまずこれで実用になりそうなので、ケースを閉じようと思います。本質的にはもっと改良は出来そうなので、そこはおいおいいじっていこうかなと。
シャシーアースもインピーダンス低減など一層の改善はできそうです。

不安もあり大変でしたが　　症状が劇的改善されてホッと一安心　の一日となりました。 

アドバイスどおり、ACラインは出来るだけ、シャシー底板側へ寄せました（といっても限界がありますが。）

このアンプは暫くこのままで閉じません。

さきの「銅メッキねじ」でシャシーパネル導通させ、それでノイズが増えないことを確認してから閉じようと思います。その後はチャンネルデバイダに接続して再試験です。頼む！（祈り）