
ドキュメントリーダー(超・中古)が着弾しました。

私は他のブロガーさんに強く影響を受けることがあります。今回もモロに影響を受けました。
蔵書の自炊という行為そのものよりも、電子ライブラリ化することによって情報価値が上がり利用度も上がるという一節に、稲妻が落ちるように諭されたのです。それ、音楽とまったく一緒じゃないか・・・!
ウチのサービスルームで唸りを上げて眠っている数千枚のCD、アナログディスクのライブラリ・・・。今では、それらを探して取り出して聴くなんてことはまず、有りません。それは、リッピングしてDLNAに収納をしたからです。DLNA+Roon+Qobuz化により、今では自身のライブラリなのか外側ストリームなのかの識別や垣根もほぼ無くなりました。利便性が上がると利用率も上がるのです。メディアをとっかえひっかえしていた頃よりも音楽を探す時間は短縮され、聴く効率も聴く時間も「品質が上がった」ように思っています。
これはおそらく、蔵書においても同じ。ウチは壁面一面で天井まで届く巨大本棚がありますが、奥の本はゴミのように積まれた荷物によって阻まれていて、取り出すことはありません。いや、荷物が無くとも本棚に収まるとそれだけで満足してしまい、読むことがなくなるか読む頻度が減るのです。書籍が電子化されると、音楽と同じパラダイムシフトが期待できる、そう直感しました。
「自炊」に対する私の最大の心理障壁。それは「裁断」でした。CDやADのリップとは訳が違うのです。本を破壊しなければ電子化はできない。趣味の本。中には数千円(購入時の数倍)出さねば買えないような貴重な蔵書だってある。それを切り刻むのは忍びない。ですが、今回の場合は心理障壁よりも、生活や行動原理を変える可能性の方が上回りました。バッサバサと本を切り刻む自分自身に驚いています。
「断捨離」という言葉に対するイメージも変革されました。断捨離とは単純に捨てることではなく、トランスフォーム新たな高付加価値へ変容すること。アイディア次第では価値が二倍にも三倍にも膨れるのですね。

今回私が購入した中古はこちら。
ScanSnap iX500 Sansan Edition (FI‑IX500SE)
というものです。2017年製造だから、9年も前の商品。

スキャナのダッシュボードで見ると、スキャン履歴38,876枚となっています。まだまだ使えそう、安価、ということで購入に踏み切りました。不具合があっても我慢できる金額です。

こんなふうに上蓋を開けると、

原稿挿入口が現れて、電源が入ります。

さらに手前の蓋を引き出すと、

こんなふうにトレイが展開されます。
写真で見る以上に非常にコンパクトな筐体で、これなら格納していても邪魔者になりません。

電源が入ると右側のランプが紫色に点灯します。その状態でセットアップを行なっていきます。
まずはドライバーとスキャンアプリのインストールです。
が、iX500はディスコンな上にサポート終了寸前の機体でした。危ない危ない。
動くうちに、ドライバーやアプリを落としてサルベージしておかねばなりません。
探り当てたMac Sequoia用のドライバとアプリはこちら。公式からだと、サポート終了切れで動かないように見えてしまうのです。動くものはこちら。
https://www.pfu.ricoh.com/imaging/ssacc/ja/start_download_21_GA.html
ウィザードに従ってスキャナの登録、Wi-Fiのセットアップなどを行なっていきます。
設定前はUSBケーブルを繋いでおきますが、設定後はケーブルなしでWiFi経由で動かせます。ただしScanSnapにリモートアクセスできるのは1台のPCのみのようです。(そこがネットワークプリンターとは違う)

スキャン原稿の管理には、ScanSnap Homeというソフトを使います。
が。別にこの管理アプリは必須ではありません。ScanSnapにはスキャンとPDF化だけを任せ、書類管理は別のアプリでやる、というアプローチもあります。実際、私はそうしました。

これがスキャンのUIです。Scanボタンを押せばスキャンが始まります。

その前に原稿読み取りのセットアップをしておきます。
書類や書籍を読み取るときは対象を「文書のみ」にしておくのがポイント。古い書籍の場合、紙が汚れているので「写真」と認識されてしまい、ひとつの文書にしたいのに大量のPDFとして分割保存されてしまいます。
「文書」と教え込ませておけば、そのような事故は起きません。

対象の原稿を裁断します。ここが一番の難題なのですが、YouTuberさんの教えのとおりにやれば、意外に簡単でした。もちろんページ数に応じて多少の手間は掛かります。そこを解決しようとすれば大型裁断機の出番ですが、そういう裁断機は高い上に場所を取るので・・・。
短期で習得したコツとしては、糊しろの切り離しは多めが吉ということ。もちろん少し見切れてしまうリスクはあるのですが、糊がはみ出して固着している部分が意外に多くあるのです。確実に切り離しをするのなら多めに切るしかない。糊が乗っているとミスフィードの原因にもなります。

スキャン前に、スキャンブロックを開けてブロワーで徹底的に埃を吹き飛ばし、ローラーや通路の希釈アルコール清掃も行いました。原稿通路の清掃を怠ると、線ノイズが入ったりします。

初スキャン開始!
猛烈な原稿フィードのスピードに度肝を抜かれます。こ、こんなに速いの・・・??
フラットベッドの速度しか知らないと面食らいます。200ページ(100枚)の読み取りがほんの数分・・・!しかも、読み取った傍からすでに文字が認識され、検索可能な状態となっています。これが自炊機のチカラなのか!10年遅れですが、その威力をまざまざと体感しました。書籍を裁断するのは大変。しかし、スキャンはほぼノーストレスです。たま〜にジャミングしたり、原稿重なりエラー検出などが出たりしますが、それは裁断時に注意すれば回避できること。

その後、徹底清掃と磨きを加えたら・・・

小傷さえ、よく分からないレベルとなってしまった。

擦り傷はどこへ行った??
これ、外観だけなら新古品レベルになってしまったのでは。中身品質の維持度合いはともかく、価格対効果として大満足・大成功です。
それよりも、1日1冊スキャンする手間は結構しんどい。。。
これがどこまで続けられるかが鍵のような気がします。
スキャンするほど本棚は空になる。空になれば、家族の本がそこへ置けます。もちろん本以外も・・・。
情報検索性を上げ、余剰スペースを生み出す。私は大変価値のある活動だと思ってやっています。
今のところスキャンは5冊済・・・。

シリコンパワー ノートPC用メモリ DDR4-2400(PC4-19200) 8GB×1枚 260Pin 1.2V CL17 SP008GBSFU240B02
Synology NASを拡張した時に入れたメモリーがコレ!永久保証の上、レビューも高評価。もちろん正常に動作しており、速度余裕も生まれて快適です。
すごいことやっていますね。
私も、前にPDF化したことがありますが、
規模が違いますね。
続いたら、すごいですね。
>hkhk321さん
今の所、1日に1冊のノルマを守れていますが、けっこう手間です (^ ^;;)
いつまで続くやら。。。。って感じです。
ix500は、発売後すぐに購入して、今でも使用しています。重なり検出には、かなり助けられています。
スキャンボタンの長押しで、長尺スキャンができるのも便利ですね。
たまに、認識が斜めになるところが残念ですが、その時はそのページだけ再スキャンしています。
記事を見て気づきましたが、排出側の受け部分が広がるのですね。初めて知りました。
A5判以下の場合、横にすることで、より速くスキャンできますが、PC側で待ちが生じます。
>nkiさん コメントありがとうございます。
>斜めスキャン
そうなんです。紙のエッジに付着した接着剤で斜行してしまうことがあるので、そのような原稿ではつきっきりで左右を指で押さえつけたりして対応しています。
>重なり検出
これは本当に優秀で、どうやって実現しているのだかわかりませんね。
厚みの違う原稿を連続した場合でもこれは誤発火しませんし、だからといって本当に重なっている場合にはほぼ100%発火してくれます。
一応原稿を挿入する際は紙の剥離を注意してから挿入しているのですが、それでもエッジ融着している場合があって、この重なり検出がなければ、気づかないままだったと思います。
大昔の雑誌では3回折り込みのチラシページなどが挿入されていて、これのスキャンがほんとうに大変です。
フラットベッドで3分割のスキャンをして合成するなど、手間が10倍以上掛かっています。ですが、だんだんナレッジが溜まってきました。
歴史的なオーディオ書籍が電子化されていくさまは結構痛快ですね。
紙とはまた違った見え方をしてくるので。