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LAN経路の光アイソレーションつづき。

私はGWに突入しました~ 😁

A/Bテストのセットアップが整いましたので、早速切り替えながら聴いていきたいと思います。手前に見えてるA/Bのスイッチを切り替えると、光アイソレーター経由と、ただの有線LANとの切り替えができます。

光アイソレーション ←→ ただの有線LAN

LANスイッチングで見られた挙動

皆様はこんな実験をやられたことは恐らく無いと思います。
たとえばプリメインアンプの入力セレクター。あれをスイッチすると、音が一瞬で切り替わりますよね?LANスイッチャーの場合はそんな訳には行きませんでした。想像どおりです。

LAN通信が途切れるわけですからスイッチを切り替えると通信が断絶し、それが復旧するにはかなりの時間が掛るわけです。そのへんの様子を書いてみたいと思います。

以前も書いたことがありますが、ダブルブラインドにおいて切り替えの時間が瞬時なのは極めて大きな意味があります。例えば音が途切れると、装置が切り替わったという先入観が働きますので、それだけで聴覚特性が変動します。つまりデバイスの性能よりも人聴覚の特性∝先入観が支配的となります。
まして、切り替えの時間が大きく空くと、正常な優劣判断が極めて難しくなります。

まずはこの状態で音を出す。

問題ありませんでした。再生します。

PCのRoonデスクトップを例にとって説明します。
Roon Coreは光アイソレーション経由でフィードされたRoon ReadyデバイスであるWiiM Ultraを問題なく認識しています。それで音が出ているわけです。

ここで、LANスイッチャーのスイッチをA→Bへ倒します。そうすると、

今度はこういう状態になります。
有線ケーブル接続が有効になった状態です。
すると、Roon Coreは再生を停止してしまいます。
WiiM UltraがLAN上で切り離されたせいで、LAN上でRoonのリダイレクト先=Roon Readyデバイスを一瞬見失うからです。

Roonのクライアントアプリ上はこういう状態になりました。
再生は停止してしまったからPLAYボタン▶️が表示されています。
しかしWiiM Ultraデバイスは認識されて表示されています。

リダイレクトデバイスを一瞬見失ったから、再生が自動停止されたかたちです。
このシーケンスをもう少し分解してつぶさに描くと:

  1. A→Bスイッチする
  2. LANは分断されるが、キャッシュバッファが働いて10秒ほど再生は続く
  3. スピーカーからの音が途切れる(WiiM Ultraが再生できなくなる)
  4. しかし、Roon Core側は再生状態が5秒ほど続く
  5. Roon Coreはリダイレクト先を失っている事に気づき、再生を停止する
  6. WiiM Ultraの為のLAN接続がB側で検出され、復旧する
  7. Roon Coreは再びリダイレクト先の復旧を検出し、出力がWiiM Ultraの状態になる
  8. 音の自動再生は始まらないので、停止状態となっている。

・・・ということなんですね。

すなわち、A→Bスイッチしたあとに音は途切れてしまうから、ユーザー自身がPlay▶️ボタンを押して操作によって再生再開しなければいけないという事なのです。これが普通のA/Bテストとの違いです。
1~8の操作再開まで、ざっくり15~20秒。すなわちかなり長い期間音が途切れてしまい、厳密なA/B音質比較は難しくなります。音の途切れが短ければ短いほど、音質差が鮮明に認識できるのです。


通信が自動復帰しないB→A

そこまではまぁ良しとするじゃないですか。
問題はこの後なのです。今度はB→Aと切り替えしてみます。

この状態へ戻るわけですね。で、どうなるかなんですが・・・

 WiiM UltraがLAN上で認識されないのです。こちらは接続が自動復旧しないのです。

ホラね。
Roonクライアント上では [ オーディオゾーンを選択 ] ボタンが出現します。
しかし、その選択肢のなかにWiiM Ultraは存在しません。かなり長い間待っても自動復旧はしませんでした。まとめると:

  1. B→Aスイッチする
  2. LANは分断されるが、キャッシュバッファが働いて10秒ほど再生は続く
  3. スピーカーからの音が途切れる(WiiM Ultraが再生できなくなる)
  4. しかし、Roon Core側は再生状態が5秒ほど続く
  5. Roon Coreはリダイレクト先を失っている事に気づき、再生を停止する
  6. LAN接続が復旧しない
  7. Roon Coreは再生リダイレクト先であるWiiM Ultraを見失ったままになる
  8. いつまで待っても接続は復旧しない

ここで、A/B/A/Bと切り替えての瞬時試聴テストはできないことが判りました。

では、どうやってこの光メディコンLAN経路を復旧するかなのですが、

  • 再生を指示しているクライアント(PCかスマホ)上で、Wi-FiをOFF→ONする。
  • 数十秒~数分待つ
  • Roon CoreがWiiM Ultraを認識できるようになる

という復旧手段でした。(とても長い時間。)

Roon Core(サーバーコア)がWiiM Ultraを見つけられればいいだけなのです。なのにどうしてクライアント側の操作で有効になるのか、私には解りません。これは想像ですが、クライアントサイドでWi-FiをOFF/ONすることで、クライアントはWiiM Ultraを見つけられる。→ クライアントが受けデバイス(WiiM Ultra)はここだよとCoreに教えてあげることができる。そういう構図を想像しました。

 A→Bは自動認識できてるのに、

 B→Aが自動認識されないのはなぜ?

こちらもただの仮説ですが、
今回の光メディコン系はシングルモードで動いています。一方向の通信経路しか持っていない。仮に光通信が復旧してもWiiM Ultra側から「僕はココだよ~」という逆相通信ができなければ、Roon Coreが検出不可能なのでは?という想像をしました。だから実際、双方向通信が可能である電線ケーブルの方はほったらかしでも自動復旧するわけです。
この仮説を立証するためには、デュアルモードの光メディコン(右側)をもう一つ準備することと、デュアルモードのケーブルを準備しての再試験です。これで自動復旧すればビンゴですね。お金が勿体ないなとは思いつつ、興味があるので追加オーダーしてしまいました。

なんにせよ、全く通信復旧できないわけでもないのでこの状況でかなり苦労はしつつ、A/B切替操作しながら試聴を続けました。当然ですが切替のたびにかなりの時間が空いてしまいます。
 
 

AとBの音質差

ここまで引っ張ってきて、肝心の音質差について。

前述のとおりかなりの時間差があっての比較です。結論から先に言えば違いがサッパリ判りません。違うような気もするし、違わない気もするし、という感じです。「絶対に違うはずだ」と先入観をもって聴けば全く違う気もするし「こんなので違いが出るわけがない」と思い込んで聴けば検知不能な違いに聴こえます。
もう少し時間差を短縮するような工夫でもしない限り拙宅での有意差の判定は難しいというのが結論。
次回は家族に手伝ってもらってハーフ・ブラインドテストを実施してみます。すなわち、私はAだかBだか分からないが家族は判ってるという状況での有意差検出です。
 
 

試聴ソース

本日、比較試聴に用いたソースの一部をご紹介しておきます。

Michael Hedges – Because It’s There
 

Gregorio Pagiagua & Atrium Musicae de Madrid – Anakrousis / Orestes Stasimo
 

London Grammar – Big Picture
 

鬼太鼓座I – 弓ヶ浜
 

Esbjörn Svensson Trio – Believe, Beleft, Below
 

Eiji Oue / Minesota Orc. – Pictures At An Exhibition
 

Pat Metheny – Third Wind
 

Otmar Suitner / Staatskapelle Berlin – Mahler: Sinfonie Nr.2 1st.Mov.
 

最近ハマっているのがスイットナー。
演奏の素晴らしさもさることながら録音も素晴らしい。今まで素通りしていたのが悔やまれるぐらいどの演奏も素晴らしい。他の演奏も片っ端から漁っています。生を彷彿とさせるホールトーンと生々しさを体験。マーラー2番の録音としてナンバーワンかも知れない。

さて、ハーフブラインドの結果は次回。次回。(~~ なーんも出ないかもね。)

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投稿者

KeroYon

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