×

超A級録音で、オーディオチェックに重宝するソースをご紹介するシリーズ。
品質の悪いレコーディングを以て評価されたオーディオ装置のレビュー。それだけで、そのレビューは一挙に信頼性を失います。

本日は、英国のエレクトリック・ポップグループ、London Grammarが登場。
当ブログではそこそこ何回か視聴で登場していますけれども。改めてのご紹介。

 

London Grammar : Truth is a Beautiful Thing

London Grammar : Truth is a Beautiful Thing

2017年発売。
Lonon Grammarは2009年に英国ノッティンガムで結成されたポップ・バンドです。ジャンルとしてはIndie Pop, Alternative, Indie Electronicなどと紹介されるようです。バンドは中央のヴォーカルハンナ・リードを中心に、ダン・ロスマン、ドミニク・”ドット”・メジャーのトリオバンドです。

インディーズ、オルタナと言っても彼らの音楽は非常に穏やかで、特にこのアルバムでは鋭さや先鋭感はあまりなく。古くからのポップファンにも耳馴染みの良い美しくスケール感のある音楽が展開されます。英国らしい伝統的な湿気と陰影のあるポップ。それゆえ「革新がない」などの批評にも晒されがちのようです。

Truth is a Beautiful Thingは彼らのデビューから数えて2枚目にあたるアルバムです。発売第一週から全英1位を獲得したのだとか。
基本的にはスタジオ録音なのですが、その収録曲でかなり多くのパートがロンドンにある The Church Studio で録られました。その名の通り、Church Studioは教会を改造して作られたスタジオで、一番最初にEurythmicsが利用して以来、Radio Head, U2, MVB, Oasis, Madonna, Coldplay等々、錚々たるアーティストの録音に利用されてきました。ノートルダムのような大聖堂ほどではないにせよ、天井が高く広大な空間を改造したスタジオは特にヴォーカルに電気的ではない自然で豊かな残響音が乗ります。そのアンビエンスがアーティスト達に好まれるようですね。

The Church Studio View

このアルバムもハンナの声やギターに乗った非常に豊かで柔らかな残響音が特徴です。

正直に言えば、録音品質だけなら、超A級には届きません。よくて準A級か、または特B+くらいでしょうか?それでも、この録音は買えます。なぜって、聴いているととにかく気持ちが良くなってしまうのです。ハンナの声は実に鮮明かつ繊細ですが、しかし決して鋭くなく。長い長い残響に乗って春風のように身体を柔らかく暖かく包み込み、そしてふっと吹き抜けてゆきます。
冷え切った部屋でもこのアルバムを掛けるとほんのりと温度が上がって感じ(熱い!というほどではない)ホッとします。その美しい歌声はまるで、遠くの教会から聞こえてくる天啓のよう。これも一つのオーディオ的な悦楽だと思います。

私がよくテストで聴いているのは
Track 1: Rooting for You
Track 2: Big Picture

実はこの2曲とも、シングルカットされヒットしたもの。
音楽の趣味嗜好は個々人の偏りがあるので断定的ではありませんが、私はこのアルバム「捨て曲なし」の名盤だと思っています。他にも
 Bones of Ribbon
 What a Day
など私好みの曲が満載。

Roon上で見るこのアルバムのダイナミックレンジは、√ 10。
これってポップスロック系ではかなり高スコア。最近の配信者とか歌い手とかJpopとかだと、Dレンジは「2」とか「3」なんです(笑)。昨今のその辺は再生カウンターさえ回れば音質なんてどうでも良いので、とにかくインパクト最優先。結論、目立たねばならないので音量は上げ気味になり、ピークは全部ぶっつぶれています。応答波形を見れば分かります。音質もへったくれもない。もちろん原音とはかけ離れているし評価の価値さえありません。そんな最近の日本の録音と比べれば、準A級だろうがこれは天地ほど品位が違います。

そんなJpopを聴いていたボリューム位置のままこのLondon Grammarに切り替えると、超小音量。レベルを+6.0〜+10.0dB上げないと満足な音量になりません。これは、London Grammarの録音レベルが低すぎるのではなく、昨今のJpopが高すぎるのです。いやこれは日本に限らないな、グローバルに。クリッピングが大好きみたいで、全部の楽音をクリップさせないと気が済まないみたい。(笑)
上記のアルバムだってもちろん部分的には折り返していますけど、全然レベルが違う感じ。

さて、いつものようにスペクトラムも見ておきましょう。

こちらはTrack1。

基本ヴォーカルとギター・・・のような曲で、だから重低音も無ければ超高音も無いですね。それでも、レンジの広大さを感じさせるのです。
そういえば、私の好きなfyのノートルダムドパリのクリスマスイヴもこんなスペクトラムだったな。教会で自然な録音をするとこんな感じになるということか?

そしてこちらはTrack2。

この曲は一転、グッと重低音のレベルが上がってきていて、30Hzまではフラットに出ています。高域も伸びてきている。当然、スケールの大きな巨大感のある再生音になります。
ただ、威圧するような迫力はなく、あくまでも優しく包み込むような壮大な雰囲気。大音量で暖かな空気感を堪能するもよし、音量を少し抑えて耳あたりの良いBGMとして使うもよし、使い勝手の良い一枚となっています。往年のCowboy Junkiesをもっと高級な音質にして、音楽的にもファンの間口を広げたような感じも。そうか、ClannadやEnyaとの類似性もあるかな?

ポピュラーファン、ロックファン、エレクトロファン、フォークロックファン、いずれにも持っていて損はなく広く勧められる名録音です。私はメディアじゃなくて配信ですけど(笑
なんかアナログも売っているっぽいですが…。

やはり気に入らない可能性も考えてお試しで聴くにはハイレゾストリーミングがBEST。音質も判るし、お財布も痛みません。
 

シリコンパワー ノートPC用メモリ DDR4-2400(PC4-19200) 8GB×1枚 260Pin 1.2V CL17 SP008GBSFU240B02

Synology NASを拡張した時に入れたメモリーがコレ!永久保証の上、レビューも高評価。もちろん正常に動作しており、速度余裕も生まれて快適です。

フィリップス 電動歯ブラシ ソニッケアー 3100シリーズ (軽量) HX3673/33 ホワイト 【Amazon.co.jp限定・2024年モデル】

歯の健康を考えるのならPhilipsの電動歯ブラシがお勧めです。歯科医の推奨も多いみたいです。高価なモデルも良いですが、最安価なモデルでも十分に良さを体感できる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

投稿者

KeroYon

関連投稿