スタビライザーではアナログレコードの反りは抑えきれない

本日の1枚はコレ。

Jennifer Warnes : Famous Blue Raincoat です。
オーディオファイル御用達の名盤ですね。
これも傅信幸さんが業界紹介されたんじゃなかったでしたっけ？

今となっては」凡庸な録音かもしれませんが、それでもあの時代背景でのエッセンスをたっぷり吸い込んだ名録音だったかと思いますね。昨今のJpop系のように全編オーバーレブで折り返しているなんてこともありませんし。

CDでももちろん良い音ですが、私はアナログの方が好きですね。アナログは格別な感じがします。ジェニファーが我が家に来てくれた〜（爆）！みたいな感覚になるのはアナログだけ。

ただ、

ご覧の通り、このディスクはケッコー反ってるのですよね〜。
昔はこんなに反ってなかった気がする。私の管理が悪いのでしょう。

こんなに反っていて音質に悪影響無いのでしょうか？もちろん有るでしょう。そろそろ、アナログも昔の本当の実力を発揮できない、そんな時期が来つつあるのだと思います。パッケージコンテンツは未来永劫ではない。（ディジタルデータは未来永劫）物性変化は避けられないからいつかは寿命と終幕が来ます。最後は砂かな。

ソリが酷い時は、プラッターの上にYAMAHA製の真鍮スタビライザーを乗っけることがあります。本当に時折。レアです。
こんなものを載せたぐらいでは、ソリは解消できませんね〜。

それを考えると、MICROの真空吸着は実に理にかなったシステムだと思います。面倒臭いけど。

真鍮にだいぶサビが浮いてきていますが、これは最近磨いていないから。
ピカールで磨けばまたピカピカにできます。ズボラなだけ（笑）

最近はプラッターの上にスマホを乗っけて計測・調整できるアプリも増えましたね。たまに使いますのでいくつかご紹介しておきますね。

• Tachometer – RPM measuring
• RPM Speed & Wow
• Turntable Speed

ただ、これらアプリ（スマホ）の計測精度、良くはないです。AIの見解でもスマホアプリでの精度・信頼性は低め。何せ、スマホ内蔵のジャイロの精度頼りだし、ジャイロがどの辺に乗っているのかも外観から分からないわけです。なんといっても私の手持ちスマホの機種を変えるだけでも数値は結構変わります。偏差やワウも測れるのですが、参考値・相対値程度にみておくほうが良いでしょう。

近々、もう少し精度の高い計測はできないかな、と画策中です。