RIAAイコライジングをアナログではなく、ディジタルドメインで実行するプロジェクト。
遅々として進まないように見えているかもしれませんが、実は裏でシコシコ試しているのですよ〜ん。さらに、BiquadはAIと壁打ちもしながらブラッシュアップと原因解析もしています。
衝撃![B-2]は折り返してた‼︎
そーなんですよ・・・実は前回の実験、[B-2] は失敗してたんです。
「折り返してた」という単語だけ聞いて瞬時に何が起きていた方はオーディオ上級者。分からない方は少し勉強が足りません。とはいえ、本当に現代の波形編集ソフトや信号処理で折り返すはずもないので、現実には「クリッピングに達していた」という表現になります。
前回のおさらいです。
こんなスキームで録音をしたら、




ところがですね。
上図B-2bでminiDSPに実装していたBiquadを、Audacity上で模擬してみると、?

盛大に全域クリッピングしています‼︎
まるで昨今のJpopみたい。
(気分を害したらゴメンナサイね。事実なので。)
いやー。。。。こいつはダメだ。
分かりません? miniDSPの中で、これと同じことが起こっているのです。
私は前回、「高域の荒れ」みたいな話をずっとしていましたが、もしかして原因はこれかも知れない。。。てか、コレですね、間違いなく。しっかり検証している積もりでも、こうした落とし穴が無数にあるのです、これだからオーデオは面白くてやめらんねぇや。
—
変復調しているだけなのだから、原理的にクリップしないはずなのに、なぜこんなことが起こるんでしょうね?中域は低域に重畳されているし、高域はその中域に重畳されているから。だからソースによって復調後の総合ピークレベルには大差が出る。言葉で説明するとそうなるんですが、絵を描かないと理解できませんよね。面倒臭いので今回は割愛。
ゲインの再調整
MCカートリッジの出力信号を「まともにノーマライズすると」RIAA後にゲイン過多になってしまった。ということは、ゲインを控えめにすれば破綻しないことは分かります。どのくらいなら良いのかをAudacity上で模擬していました。



BIquad – RIAA後〜
おお〜、ちょうど良いレベルじゃないですか!これで行きましょう!
ぢゃ、この結果を受けてBIquad – coefsをもう一度見直すと。
;nyquist plug-in
;version 4
;type process
;name "Custom Biquad Filter (+3dB gain)"
;info "Apply biquad filter with +3dB gain"
(defun apply-custom-biquad (sig)
(biquad sig
1.412537545 ; b0
-1.067216249 ; b1
-0.232537418 ; b2
1.0 ; a0
1.7327655000 ; a1
-0.7345534436)) ; a2
(apply-custom-biquad *track*)
こうなりました。
ただ、これはあくまでもこの皿「Starship – Knee Deep in the Hoopla」用のイコライザカーヴとしてはこれが最適、と分かっただけなんですね。あるソースではこれではゲインが足りないかも知れないし、またあるソースではこの係数でクリップすると思います。(つまりディジタルでRIAAを扱ってしまうとそれだけ神経質な処理ってコト。)
AudacityでRIAA処理し、それを視聴する
<整理>
今回、やろうとしている実験は [B-1] と呼んでいたスキームですね。

取り込んだMCの信号を、Audacity上でRIAA加工し、
それを普通のディジタル音源と同様に再生しようというスキームです。

このカートリッジ信号をBiquad – nyquist で信号処理し、

こう変えました。
これはRIAAフィルタ後のマトモな音楽信号で、普通の音楽ファイルと同じです。早速これをwavファイルで保存します。そして、MX-1000Hで聴いてみました。
🎵🎵🎵🎵🎵🎵
おおおぉをを〜! 好い!
先に言っておきます。これは物凄く良い音です。私はこのアルバムを耳が腐れるほど何百回も聞いていますから、かつMX-1000Hで聞いていて良い音だと感じるというのは相当なものです。
しかし高域のくせは気にならなくなったものの、S/Nの悪さは相変わらず。サーどころか、ザーザーという本降りレベルです。ディジタル編集で高々3dBしか持ち上げていないのに、このノイズフロアということは、アナログのプリアンプを導入したとしても、相当に出来の良いものでない限り改善が難しいことも示唆しています。

Knee deep in the hoopla は拙宅で、CDをリップしたソースも持ってますし、Qobuzのストリーミングでも聴けます。早速比較視聴もしてみました。
🎵🎵🎵🎵🎵🎵
これはアカん。勝負になりません。どの位違うのかというと、マスターテープが違うんじゃないのかという位には違います。
今回のDigital-RIAAの圧勝です。
Digital-RIAAはノイズまみれなのに(!)そう感じるというところが驚異的です。
Qobuzは実にS/Nが良く綺麗に整っていて普通に良い音です。でも”それだけ”なんです。
アナログの方は、まるでショベルで抉り取るように楽音が分離して生々しく、七色の彩りで空間を飛翔する。まるで別物。オーディオ的な指標は知らんが、少なくとも音楽鑑賞の悦楽という視点でQobuz側を選ぶ人間はただの一人も居ないだろうと、断言できます。それくらい違う。ハッとしてギョッとして沸々と心が沸き立つ、その瞬間の多さが10倍以上は違う。
ただ、これは「Digital-RIAA」の持つ根源的な資質を表しているのかというと、それは違うような気がする。(まだ断言できない)単にアナログディスクの美質を聴いているだけのような気がする。なぜなら、日頃聞いているアナログディスクの感興を超えたのかと言われると、まだ気になる部分が多すぎる。(しかしポテンシャルは感じます。)
あくまで現段階の見解ですが、Digital-RIAAはこんな人にオススメです。
- 立派なディジタル再生系も持っている
- ディジタルもアナログディスクも当列、同環境で再生したい
- ディジタル技術を使ってワウやスクラッチを除去したい
- 資金に限りがあるから、数十万円〜数百万円のフォノイコなんて買えない
- ノイズや歪み感などの静的特性より、自分の直感力を信じたい

私は、アナログの本質的な良さが何に拠るものなのか、論理的かつ言語化して語る術を持ちません。だからただの個人の感想文と捉えていただければ幸いです。
しかし、この夜はアナログ変換 vs Qobuzを高速スイッチングで比較視聴してしまいましたので、その余りの格差に驚嘆している次第です。今のままではQobuz(もちろんCDも)に勝ち筋はまるで見えません。修行してから出直してこい!という位には違います。

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