本日は音楽の話、2態を。
ブル7、アナログ
私はドフやBOOK OFFで中古盤は基本買わないです。
大体粗大ゴミで音溝が致命的ダメージを負っているから。
だけれど、これはなぜか買ってしまいました。
百円のゴミコーナーに一番手前に置かれて買ってくれーいと私に叫び掛けてくるのです。

これ実は私の愛聴盤で。もの凄いヘビロテした、おそらく百回以上は聴いてるそのアナログ盤!!というので、ダメを承知で手が出てしまったのです。ノイズまみれだろうと音質劣悪だろうと、持ってるだけで価値があると。
朝比奈先生のザンクトフローリアンを再評価するまでは、長らくこれが私のナンバーワンぶる7でした。正直ね、カラヤンは嫌いなのですよ。聞きたくない。なんだけれども、これと、晩年に録ったブル8ね、それから中期ベルリンフィルの第9ね。この3枚だけはダメ。もう、有無を言わせぬ名演というのはあるもので、もうぐうの音も出ない。
特にこのブル7は非常に感銘を受けた演奏で、例えばヴァントと比べてもこっちの方が好きだった。
ところがこの百均ディスクが・・・実は大当たりだったのです。
ジャケットを見ればなんとなく当たり外れが判るもの。これはジャケットの端にアタリもあるし、褪色も見られるし、どうせ中は埃だらけで傷だらけなんでしょ?と諦観しつつ開けてみる。
ん? 何これ。

ラベルがピカピカ。
盤面がピカピカツルツルなんですけど。すれ傷や打ち傷はおろか、埃一つ付いてない。
あれー?もしかしてこれ聴いてない?
でも油断禁物です。一見キレイで大事にされていても、MMカートリッジで重針圧で何百回も擦られて音溝がダメージを受けたり、はたまた内部に埋め込まれた塵が経年で表層へ浮き出てノイズまみれになるパターンもあります。

針を落としてみる。
でええええ〜 なんだこれは、スクラッチすら微塵もない。
非常に透明で鮮明な音質。もしかしたらヴァージンだったんじゃないのか〜??

あまりに良い音で恍惚。夢中。ひっくり返してB面も聴いちゃう。
アナログ盤だと、D面にブル7じゃない曲が入ってるんですね。ジークフリート牧歌が入ってました。CDだとブル7の4楽章のみです。
アナログだとどうしても、長い楽章/短い楽章で収録の優劣が出ます。この盤の場合ですと、短めの第3、第4楽章がC面へ押し込まれてやや不利な状況になりました。そう、だから、やはりCDというのはクラシック音楽特にシンフォニーの為に生まれたメディアなのだな、とつくづく思います。

この “ANALOG DISC” という表示は私がセットアップした名前だからです。
うちはディジタルマルチなので、アナログディスクと言えどもこの中でA/Dされてます。
つまり、アナログディスクと命名しておきながらにアナログとは言えない(笑)

久々にじっくり聴いたカラヤンのブル7。いやー良かったなー。素晴らしい音質。CDでも良かったけど、LPはまた一味違うな。こういう体験ばかりしてるから、なかなかDigital-RIAAに本腰が入れられないのだな。モチベが湧かない。
ていうか、、、いいんですか?本当に?これが100円で?
ベーレンプラッテあたりだとこれ、11,000円で売ってるんだけど。しかも程度はきっとこれと変わらないよ? 大当たりを引いちゃった気分です。![]()
https://www.discogs.com/release/14937057
Caroline2

これは最近、Qobuz経由で出会って好きになったCaroline2。
結局Qobuzも継続契約しちゃった。
・・・というのは書きましたっけ?
高音質だから、とかではなくて、彼らの主張するように「新しい音楽との出会い」体験が得られるところが最大理由です。で、Carolineに限らず、今まで引っかかってこなかった領域とも出会えている気がします。若い頃は輸入盤やさんに入り浸りで、ミリしら含めたジャケ買いなどで知見と視座を広げてきましたが、歳をとるとそういう探索もしなくなるのです、そういう反省も込めて。
このCarolineは・・・何と表現したら良いのだろうか、非常に美しく耽美的なインディーズフォークロックを、ダルマ落とし的に脇から引っ叩いていびつに崩し壊したような音楽。とでもいうのかな。この、壊れすぎない絶妙なぶっ壊れ方が、実に今風だなと。
タラタラ流していてもよし、じっくり睨みつけて聴くもよし、どちらもイケます。ただ、オススメはしない。音楽の嗜好は食べ物以上にむつかしい。

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