今年の6月の中旬。
10年ぶりに自家製梅酒を仕込んでみたのです。それがどうなったのか。
そろそろ「梅の取り出し時期」にあたるので、初めて瓶を開けてみようというお話です。
自作ラウドスピーカーの初音出しと同じで、自分のチャレンジが誤りだったかが自明になる瞬間。ドキドキですね。
ところで、「梅の取り出し時期」は、一概にベストは言えず、目的によって異なるらしい。
💠梅の実も美味しく食べたい場合
3〜6か月で取り出すのがおすすめ。
(特に青梅を使った場合は3か月くらいが美味しいとのこと)
💠果実の食感は諦め、梅酒をじっくり熟成させたい場合
6か月〜1年で梅を取り出し、その後はお酒だけを寝かせるそうです。
梅を入れっぱなしにすると、アクや渋みが移って味が重くなるそうですね。梅を長く漬け込んだ場合は梅は出汁を出し切ってパサパサになったぶり大根の鰤みたいな存在になるのでしょう。最悪は腐敗してくるかもしれない。
梅を漬け始めてから約3.5ヶ月。梅を食べるのならそろそろかな?という時期なので一回開けてみたいのです。

梅酒の瓶は普段キッチンの奥の冷暗所に光よけキャップを被せて保管されています。
久々に取り出してみました。ザラメもほぼ溶けて、非常に良い色合いになってきています。荒っぽく振ったり衝撃を加えるのは厳禁です。
2個ほど取り出して、食べてみます。

家内も一口かじりましたが、家内はキツいお酒が無理なので、ダメなのでした。
食べてみます。
・・・う、美味い・・・!ほんとかこれ
皮にはまだ張りがあるのに、中の身はとろっとろデス。内部にブランデーが行き渡って至福の味(笑)
過日に家内が漬け込んでいた梅ジュースとは雲泥の差。これが「凍み梅」の効果だとでも言うのでしょうか?
とにかく、「実を食べる」のなら本当に今がBESTの食べ頃。とにかく美味しくて、次々と食べたくなります。
長く漬け込んでいるとエグ味も出てくるだろうから、一挙に取り出さずにこれから毎日1個ずつ食べちゃおうかな?なんて悪いことも考えています。
それか、あと3ヶ月後に一斉に取り出した方が良いか。梅酒そのものの熟成としては、まだまだ浅いイメージでした。

実を入れて、市販の梅酒とソーダを入れて割ってみる。
ウ〜ンこれはこれで、イケる!(笑)
本格的に梅酒がわは飲んでいないのですが、もはや成功の予感しかしない。