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前回の検証で、OMNIカプセルの低域の優秀性が明らかになったので、OMNIの利用を本格化します。
まずは、やっていなかった高域の補償カーヴを求めるところから。

OMNIの高域補正カーヴ

2種類の検証を通じて、OMNIはNear FieldでもFar Fieldでもほぼ同じ傾向があることが判りました。具体的には、8~9kHzに約11dBという大きなピークがあるのです。
比較の容易な遠点カーヴから差分を求めていきます。

オレンジは測定用マイク。赤がNEEWER。

まずこれらのFRDから差分カーヴを採ります。

これが差分から求めた、逆特性の理想補償カーヴです。Fp=8800Hz、約-11dBのピークでした。

次に、それを使って電気回路(つまり線形補償回路)でフィッティングを行います。フィルタはグライコのように完全一致を目指すのではなく、線形領域とおぼしき内容についてのみ、最小限とします。
今回は、

Fp  = 8800Hz
A  = -10dB
Qp  = 2.2

のノッチを入れる事に決定。

低域側ですが、グラフ直視読みで、F1 = 10Hz, Q=0.5(1st. Order), A=-5.5dBのシェルビングに決めました。本当にわずかな補償量ですが、この-5.5dBといってるのは、-3dB位でも良いかもしれません。

NEEWER OMNIカプセルの総合特性をまとめると、こんな感じのカーヴになります。

Audacityでの補償加工準備

Audacityに予め、TDR Novaプラグインをインストールしておきます。

TDR Nova | Tokyo Dawn Records

最初、Mac上で作業を始めたのですが、AudacityがオーディオI/Fのドライバを使いにいく処でどうしてもコケてしまい、仕方がなしにWindowsで作業しています。

前述で求めた補償カーヴを、TDR Novaに対してアペンドし、プリセットとして保存しておきます。

こんなカーヴです。
これで録音を補償する準備はできました。

I, IIそれぞれの補償曲線のアリとナシ、ちょっと録音して比較してみましょう。
…なんだけど、どうも原稿が長くなってしまいそうなので、マイクセットアップと視聴は次回?

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投稿者

KeroYon

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