うちのエアコンは、かれこれ8年は内部洗浄をしていません!(おえっぷ)
中は世にもおぞましい、カビの巣窟となっていることでしょう。
一念発起。各種のYouTubeのハウツー動画を参考にしながら、自分で業者並みのエアコン洗浄をしてみたいと思います!その気になれば、自分でできるんですねえ~。業者さんに頼むと最低でも11000円とかしますもんね。もし我が家の4台のエアコン全部頼んでしまうと、どえらい金額になります。
実施にあたっては、各種のYouTube動画を片っ端から見まくって参考にしてます。先達の皆様、専門業者の皆様、ありがとう~。感謝しかありません。
エアコン洗浄に関しては他にいくらでも参考となるYoutubeやブログが存在しますので、私の記事は誰かのナレッジとはなりません。ただの記録、作業メモになります。今日は長文ですのでカッタルイ方は離脱してくださいね~。
準備編
道具としては、下記になります。
- エアコン洗浄カバー(業務用)
 - エアコン洗浄液(業務用)
 - 蓄圧式噴霧器
 - 養生テープ、マスキングテープ
 - +ドライバー
 - ードライバー
 - ニトリルゴム手袋
 - 汚水受け(大型バケツ等)
 - ブロワー、なければドライヤーで可
 
薬剤は業者さんが使うもの。エアコンの洗浄カバーなるものも業務用を買ってみました。

フロントカバー、
エアフィルター、
上下ルーバー、
本体カバー
の順に外していきます。
全工程で、一番ハマったのは本体外装カバーの取り外しです。類似モデルの参考動画をさんざん見ましたが、どのパターンにもあてはまらず、本体カバーが強固で外れません。
一時は、途方に暮れて諦めかけたほど。

実は、この底板の目隠しカバーの裏に隠しビスがあるのですが、これの発見が遅れて手間取りました。類似モデルにはこのビスがないのです。
ここを外したら、他の動画を参考にできてアッサリ外れました。
このように、「メーカー固有・機種固有のワナ」があります。ナレッジを漁りまくったりAIに相談してみたりしてください。

剥き出しになったエアコン本体。電装部分を養生テープでマスキングしていきます。
下部ルーバーは強固にはまっているので、ムリに外すのはやめました。破壊してしまいそうです。
次に、汚水の飛散を防ぐための洗浄カバーを被せていきます。私が購入したのはこちら。
Amazon 壁掛用 エアコン 洗浄 カバー KB-8016

洗浄カバーを広げておきます。
洗浄液も業者さんがオススメしていたこれ。


汚水受けのケースをエアコンの真下に設置しておきます。ここはバケツなどでなく、大容量の方が安心です。(実際、これがほぼ満杯になりました)


被せるときは、青いセンターマークが上下ともエアコンセンターにくるよう調整します。(水平調整です)

カバーのセットアップができたようす。
汚水は下のチューブを通って、~汚水受けの中へ溜まっていく という仕掛けです。

洗浄カバー上端は、養生テープで天井に何箇所か固定しておきます。作業中にたれてくるので、割としっかりめに貼ります。

私は薬剤散布などの庭仕事用にあらかじめ購入していましたが、持っていなければ新規入手が必要です。ここは電動にこしたことは有りませんが、手動ポンプ加圧式の噴霧器でも十分に使えます。ポンピングの手間が少し面倒なだけ。
我が家の噴霧器
Amazon: 工進(KOSHIN) 蓄圧式 噴霧器 タンク 4L ミスターオート HS-401E

ノズルを組み立てします。ノズルスイッチを「停止」状態にしておくことを忘れないように。屋外ならいざ知らず、有毒な薬剤を部屋中に撒き散らしたら大惨事になります。

薬剤に触れるので、ニトリル手袋をしておいた方が安心でしょう。薬剤はもちろん、汚水もかなり手に掛かります。

洗浄剤100gに対し、水900g(希釈10倍)が規定量です。が、8年分をしっかり落としたかったので、少し濃度高めにしてみました。

セットアップできたら、十数回ポンピングして圧力を高めておきます。
圧力を超過すると防爆弁から薬剤が吹き出してしまうので、加圧しすぎは禁物です。ほどほどに。
さて、これで洗浄準備はできましたよ。
手袋とマスクをして、いよいよエアコンに挑みましょう。
噴霧洗浄

高所での作業になります。しっかりとしてかつ高めの踏み台を準備しましょう。私はエアコン下に設置されているダイニングテーブルをそのまま使ってしまいました。
最低でも、顔が作業エアコンと同じ高さになるように。顔が低いと噴霧が顔に掛かりやすくなります。マスクだけでなく防汚メガネもしておくと一層安心です。

エアコン上部の放熱フィンはとても脆弱なものなので、優しく扱います。手を触れてはいけません。過去に私はそれを知らず、雑巾などでゴシゴシして、フィンを歪めてしまった形跡が残っています。
噴霧する場合も同様で、強くない水圧で優しく吹き付けます。

エアコンでもっとも徹底洗浄しなければいけないのは、上部のフィンではなく、下部のシロッコファンです。
写真は洗浄前のシロッコファン。ホコリと油とカビが入り混じった世にもおぞましい汚らしさとなっています。ここの徹底洗浄がエアコン清掃の成否を決めるそうです。

薬剤はトータル1リッター準備しましたが、エアコン一台でそれを使い切るイメージです。
・次にシロッコファンを回しながら、薬剤が切れるまで、まんべんなくしつこく噴霧。
・終わったら薬剤が染み込むまで15分放置。
・噴霧器をよく洗浄し、真水に入れ替えます。
・真水で汚水が出なくなるまで、しつこくしつこく噴霧します。
特にシロッコファンはしつこく強めに噴霧して徹底的に汚れを落とします。
・今回の私ですと、真水はトータル8リッターも使いました。

こちらが真水洗浄後。
シロッコファンは見違えるほどピカピカになっています。
左右ルーバーや上下にはまだ汚れが残っていますが、この後洗剤を染ませた軍手で拭き上げてピカピカにしました。

下部に溜まった汚水をご覧ください。
うげええええ。おぞましい黒色をしています。黒カビですよね?信じられない濃度です。

最後に登場するのはハンディブロワーです。買っておいてよかったねえ。
持っていない場合はドライヤーの冷風モードを使うそうです。

これでエアコンに付着している水滴をあらかた吹き飛ばしてしまいます。その後の乾きが全然違います。残ったホコリや汚れをダスターで拭き上げていって、洗浄は完了です。
疲れたぞ~ ココまでで、だいたい1.5時間。
外装洗浄と再設置、完成
あとは戻すだけ。
一挙にゴールに駆け込みましょう。

せっかく取り外したのだから、外装カバーやルーバーも徹底洗浄してしまいましょうね。
お風呂場がオススメだそうですが、ウチは駐車場や庭が広いことを活用して、屋外でやってしまいます。


エアコン洗浄カバーも汚れを落としてから、干しています。まだまだ再利用できます。1台ぶんで捨ててしまうのは勿体ないぞ。





さあ試運転。1~2時間ほど送風+強風で空回しして、乾燥させます。心なしか良い匂いが・・・。
ほんのちょっとの工夫と労力で、1万円強が浮きますし。なによりDIYでこれが出来ると、超キモチいい。なんも言えねえ。
やっと1台完了です。(さてあと3台かヤレヤレ)
その後: