
貯めに貯めたり、オーディオ用キャパシタ(コンデンサー)。
数十年に渡って使いもしないのに貯め続けた結果がこれ。。。
実は写っている他にもあと2箱あります。
クロスオーバーネットワークに使う高級キャパシタがざっくざく〜。

この下に見えている青いボードも自作品。十年以上前に作ったクロスオーバー用ボードです。
板厚30mmで、メタリック鏡面塗装してあるという超ゴージャスに見えるボード(笑)。
今回のクロスオーバーパーツに使うつもりでしたが、不要になりました。なぜって、全面的なディジタル・アクティヴ・クロスオーバーに方針転換したから。
今回はこのボードを使って、ミッドレンジとトゥイーターの保護キャパシタボードを作っていきます。 
マルチアンプなんて初体験なのです。
ネットワークは不要でも、パワーアンプのDCオフセットが中・高域ドライバーに掛かるのを防ぐ必要があります。このため、保護Cは必須になります。
そんなものが必要なくらいなら、DCアンプなんか要らないじゃないか。その通り。マルチアンプでミッド・ハイを担当するアンプは、強力なDCサーボが掛かったり、負帰還にDC100%を入れてオフセットをゼロとした、ACアンプの方が向いてます。その方が余計なキャパシタを省略できて楽だし、気分的にもすっきりしてる。
保護Cは、必要最低限の帯域制限ができればよく、したがって大容量の方が良いのです。しかし、電解コンデンサーの利用はできるだけ避けたい。ということで、大容量のポリプロピレンキャパシタを大量投入です。
こんなところで出し惜しみをしても仕方ない。檜舞台ですから、これまで温存していた高級品・大容量を惜しみなく投下します。 
中域は、SolenのFastcapの 20uF + 20uF + 15uF。
それだけじゃ容量が足りないので、無極電解の +50uF + 50uF + 100uFをパラ。
トータルで255uFとしました。
高域は、Zenの20uF + 10uF。これにCrecendoの高級品 + 0.47uF をパラ。
もっと色々、沢山パラできるけど、アホに見えるのでこのへんで止めておきます。
できあがりはこんな感じ。子供がこれを一目見るなり、「時限爆弾だー」と。たしかに(笑)


この端子台ひとつとっても純銅金メッキのオーディオ専用で、販売当時にひとつ2600円以上もした高級品。今ではディスコン。これと同じもの、もっと大型のものも持っていますが出番がないまま終わりそうです。完全なアホですな。こんなもん音質へのインパクトなんて無いのにね。
本当はこんなボード、無い方がよいですね。いつかは撤去したいな。
ただ、単独計測時に低域除去しておくことはとても重要です。セラミックのトゥイーターなんて一発で割れます。