部品類も揃ったので製作開始です。
今回は15mm tのシナ合板(安い!)を多様し、オープンバッフル型としています。
オイロダイン後期型風に、台形屏風型を目指します。
取り回しの簡単さやドライバー交換を配慮して、サブバッフル交換タイプとします。
サブバッフルは2枚重ねで結果として強靭です。
でも、オープンバッフルは15mm・大面積・補強いっさいナシですから、さぞかし盛大に共振することでしょう。
板を鳴らしてなんぼのヴィンテージです。


ドライバーの位置を仮組みしてみます。大変良い感じです。
ウーファーは前室効果を無視して背面から取り付けます。そういうもん だからです。

サブバッフルが仕上がりました。

これは可搬型の脚部です。キャスターと蝶板で折りたたみ可能な構造としています。

メインバッフルとサブバッフルを嵌合。

前面から見たところ。脚部が付いているので、もう自立します。

上から見たところ。
以下は今回用意したトゥイーターです。100dB/Wの高能率ホーン型。
PRV Audio D280Ti-S(チタンダイアフラム1inchドライバー)
B&C ME10(樹脂ホーン)
という組み合わせ。




下図はホーンME10の周波数特性です。
ブルー線がB&CのドライバーD220Tiとの組合わせ。
純正とも言えるペアなので、さすがにフラットでワイドです。

そして下図が、今回のドライバーD280Tiとの組み合わせ(ブルー)。
若干低域の落ちが早いのですが、こちらもワイドでフラットとは言えます。
むしろ高域は伸びている。
クロスは7kHz以上をめどにしているので低域は問題ありません。

組み上がったので取り付けていきましょう。


ウーファーも付きました。

ネットワークの配線もします。

換気扇風の音響レンズを取り付けます。
これ、ドイツからわざわざお取り寄せした、ほんまもんの換気口フィルターです。音響パーツではありませぬ。


本家とソックリなので笑えます。ギャグ狙いです。
雰囲気ばっちりすぎで、個人的にツボです。
本家も当時から、「換気扇」「通風孔」とさんざん悪口言われてきた音響レンズですが、
もちろんこんなモン無いほうが音は良いでしょうね。

ネットワークの配線も完了です。
あとはサブバッフル=ウィングを取り付けるだけ
・・・という所まで来ましたね。
