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イネ科の雑草というのは、猛烈です。雑草根絶が非常に難しいと言われています。

我が家の庭の芝生には、4年前からメヒシバ(推定)が大量繁殖し、これが根絶できずに困っています。

例えば、これなんか。
工作中の写真ですが、典型的ですよね。
工具の下に見える緑は、高麗芝が劣勢で、メヒシバの方が八割方優勢なのですよ。もう芝生ではなくなっているのです。

秋口に刈り込んだのがこの絵。つい最近です。
この茶色い変色した部位はほとんどメヒシバの残存なわけです。緑色の部分が正常な芝ね。

刈り込みの直後。図の「トリビュートOD」を、限界濃度のx1.5倍の高濃度で散布しました。
芝に薬害が出ても文句の言えない弊害濃度です。


で、その2週間後の姿がこちら。

どう見てもこれは芝では無いですね。
薬害どころか、メヒシバは再び元気に立ち上がり、復旧してきているように見えます。トリビュートODはメヒシバにも効能があるはずなんですよ。

早速、いつも通りAIにこの写真を見せながら相談をしてみました。

AIによるメヒシバ被害の見解

とても良い観察写真です。
……はい、これは残念ながら高麗芝(コウライシバ)ではなく、雑草(おそらくメヒシバ)です。
しかも、トリビュートODの効果をほとんど受けていない個体群に見えます。
地際に「這うような茎」が見えず、まっすぐ上向きに出ている
これは典型的なメヒシバ(Digitaria ciliaris)の生育パターンです。

この薬剤が効かなかった理由を、AI解答も交えてまとめると:

  1. 散布時の生育段階が遅かった(成株)
    今回のように「成長しきったメヒシバ」では吸収が不十分、効能が限定的
  2. 濃度を上げても効力限界がある
    葉の上に十分な薬剤が乗らない(立ちすぎ・密すぎ)と、1.5倍濃度でも耐えてしまうことがある
  3. メヒシバの再生力(節からの再生)

で。ここからが本題です。
もう晩秋に入ってしまったので、ここからの追加薬剤投与は弊害が大きい。

トリビュートOD以上に、メヒシバに対してバシっと利く薬剤というのを相談してみて、いくつか候補が上がって来ました。ここから先は、来春へ向けての準備メモになります。


メヒシバに特に効果が高い薬剤

a. シバゲンDF

b. アージランAL

c. アージラン液剤

d. シバニードアップ粒剤

e. シバキープIII粒剤

  

来年へ向け、最終的に選択した組み合わせ

結局、総合的に選択したのは以下の薬剤と、

同じく口コミで組み合わせると良い、と判明したこちらの薬剤。

多くの方々が、芝生に対しては単剤ではなくていくつかの薬剤を組み合わせて効果を出していらっしゃることを知ったのです。
これらをメヒシバが来季立ち上がる、来年3〜4月へ複合して散布することにしました。

スケジュールもAIに作ってもらいました。

時期作業内容ポイント
3〜4月(春芽出し期)・芝生を目覚めさせるために軽めに刈る。・目土・オーバーシード(必要なら)・芝の肥料投入開始。雑草の発芽準備が始まる前に芝本株を元気にしておく。
5月〜6月(雑草発生初期期)・メヒシバが出始める時期。草丈3〜5 cmに達したら除草剤散布。・芝刈り頻度を高めて密度保持。発生初期が最も薬剤効果が出やすい。
7〜8月(夏高温期)・芝が弱りやすい時期なので、刈高を少し上げて芝を守る。・雑草が多いならスポット除草+手抜きで抜き取り。薬剤散布は高温・日照強の時は薬害出やすいので慎重に。
9〜10月(秋の立て直し期)・芝の密度が落ちやすいので、刈った後目土補充。・雑草(メヒシバ・スズメノカタビラ)対策のため、早めに除草剤散布を検討。今回のように散布後効果が出にくければ、次回は早期散布でリベンジ。
11〜12月(晩秋〜初冬)・芝が休眠期に入る準備。肥料を少なめに、刈り頻度も終盤に。・翌春に向けて雑草が根を張らないよう、発生前予防の意味で軽く除草剤。発生前対応(予防)をしっかりやることで翌春の負担を減らせる。
1〜2月(冬期)・芝はほぼ休眠。活動が鈍るので刈りはほぼ不要。・雑草発芽は少ない時期だが、踏圧・落葉・雪害等で芝が弱らないようケア。この時期に芝を弱らせないことが、雑草侵入の抑止につながる。

というわけで、登記は芝生自身の活性化をメインに手入れをすることにしました。
つまり目土や肥料ですね。

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投稿者

KeroYon

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