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海の日ですね。(昨日)

この日はロードバイクで久々に遠乗りしようと早朝から出立。
実は寝坊しております。夜中に家内の目覚ましが鳴り、私が勘違いして自分の目覚ましも止めてしまい。4時発のはずが結局5:16発に。まあいいです。時間は十分。

目的地はなんとなく決めてあって、行田市田んぼアート。それから利根大堰を渡る。(前回は手前で引き返したから。)そして、帰ってきてから「聖天山 歓喜院(妻沼聖天山)」を見逃したことに気づきます。なんたる失態。

出立直前に、こいつとプロテインを飲んでから出かけます。バッチリです!

しばらく走って、Garmin Edge820J(さいこん)の地図が更新されないことに気づきます。もっと言うなら、衛星を捕捉していない。ん?とうとう壊れたか?
ライド最中って余裕が無いのですね。暑くて走ること以外に脳も回らないから、原因の特定ができない。知能指数大幅低下です。

Garminのログを見たら、しばらく前から測定が「屋内バイク」になっちゃってます。
帰宅してから気づいたのですが、今回使ったトレーニングモードで設定が「GPS=オフ」になっていたのです。

「なんでそんなことが起きるのよ?」

当然私が設定を変えたわけではありません。ガーミンはポッケやリュックに入れておくとタッチパネルが誤動作してどんどん設定の奥に入って、勝手に設定が変わってることがよくあるのです。タッチパネルをOFFる設定もあるのですがそんなもの面倒だから使いません。あまり言いたくないけど、これに限らずGARMINのUXってクズだと思います。もう次はGarminのデバイスは買わないと思う。

・・・と言うことで、ここぞと言うライドでログが採れなかったのですが、一緒に携行していたGPSウォッチの方でGPSログは採れたから、まあよしとしますか。

この日の最初の写真がこれ。(なんだ?

川越郊外の田んぼの脇の日陰で、溶けかけた凍結ゼリーを啜りながらぐったりしている様子です。まだ7時台だと言うのに日射は猛烈で、既に萎れかけています。

GARMINの地図が死んでるので、実はかなり道に迷いました。迷って迷って、ようやく緑のヘルシーロードへ到着。ここも三度目ですからね、慣れたもんですと言いたいところですが思い切り迷いました。
GARMINの地図はしょぼいですがあんなものでもあればマシなのだなと実感。たまに立ち止まってスマホを取り出して経路確認するのが面倒。そこでGoogle Mapのナビを利用。これがイケなかった。ポッケに入れて、大音量でナビしてもらいます。10秒おきでこんな感じです。

  左方向です 左方向です、その先、左方向です、Uターンです、その先、右方向です。

5秒おきです。こんなもの信頼できますか?
自分の方向感と距離感だけで走った方が100倍マシでした。

星川、=緑のヘルシーロードは快適です。(若干路面の荒れはあるものの)

ヘルシーロードに乗ること14km。ようやく行田タワーが見えてきました。
平たい野っ原に忽然と現れる巨大なタワー。遠くからでも目立ちますね〜立派なランドマークです。

行田タワー到着〜

今年の田んぼアートは映画公開もあって、鬼滅の刃、竈門炭治郎です。

なにー  。。。って感じですね。

私が到着した時点で160分待ちだと。それがあれよあれよで200分待ちです。
えー、そんなに人気なの?
2時間半以上ここで拘束されるのか。。。これはかなり悩みました。だけれど、ほぼココを目的として来たので、覚悟を決めて待つことに。チケットを買ってしまいました。しかしここから先が長かった。

人を映さないようにしているので写っていませんが、大変な人出です。
館内展示は鬼滅一色。

現在の整理券番号は240番。

そして私のチケットは400番台。2時間待ち決定です。

館内は冷房が効いていて快適です。でも順番待ちの人で溢れており、人口密度超高め。私は、身体が冷えすぎるので、少し館外を散策して待つことに。

ここは「古代蓮の里」が正式名称。時期的に巨大なハスも満開なのです。あまり興味ないですが。ここからは蓮コラです。苦手な方は閲覧注意。

ハスの葉がでかい。古代蓮だそうです。とにかく巨大だから花もでかい。

これがハスの花で、中央部にはなにやら見慣れた文様が。

これで花びらが落ちるとこうなるわけですね、なるほど。

大株になると、人の身長を超えているわけですよ。

公園の奥には群生。

すごい量です。そして、オタマジャクシだらけ(笑
これらが早晩全部ゲコゲコになるのかぁ。

みんなよく日向に出るよな。(あ俺もか) とにかく日照下は危険な暑さです。

冷房の効いた館内もいいけれど、水辺の木陰もなかなかのものですよ。身体が冷えすぎないし。

駐車場の奥に係留しているバイク。ANKERのモバイルバッテリーが熱で爆発しないかと心配になったため、救済しました。(これでサイコンの給電をするわけです)

(写真が変なホワイトバランスだな〜)
ヒマなので、ギョーダ名物だという「ゼリーフライ」なるものを食べてみました。170円。普通のコロッケみたいだったけどな。でも暇つぶしとエナジーにはなった。

順番きました。やっと天上へ向かうエレベーターだよ〜

タワー内は40人くらいが居たでしょうか。人数制限しなければすぐパンクしそうな面積でした。行くのは大変だが帰るのも大変。帰りのエレベーター待ちが行列です。

これを観る/撮るためだけに、2時間も並びました。スミジロウ〜🎵
まあ・・・ 撮ってしまえばネット民の撮った写真と同じだよね(笑)

写真だと伝わらんが、シゲシゲと肉眼でみれば、なんだかわからんがとにかくすごい。何が何してこうできるのか。

下に降りて同じ場所を見てみても・・・??? さっぱりわからん。 です。

先ほどのハス園も眼下に広がっています。

駐車場が空いて見えますが、館内や園内はみちみちです。
今が一番盛況な時期かもね。前にきたときは閑古鳥だったからね。

歴代の田んぼアート写真も掲示されているが初期は本当に素朴な絵柄だったよう。だんだんとエスカレート?(笑)して行ったのですね。

一昨年、ヘルシーロード初来訪するも時期を見逃してしまった翔んで埼玉。あの時は確かもう終わってしまっていた。今年めでたくリベンジが果たせました。もう並ばないと思うけどね。
色々みれて入館料400円はなかなか良心的だと思う。だから殺到するのか。

右側には設計図が載っている。このように地表に無数にポイントを打って作図していくんですね。
さて、目的は果たしたから行田タワーを後にする。

待ち時間は長かったですが、関内の冷房で体を冷やすことができたのは結果として良かったかもしれません。行田タワーまでは絶好調だったのです。身体バッテリーも残量はまだまだだし、全然行けるという感じでした。

ヘルシーロードはやっぱり好きだわ。特に景色が良いわけでもないんですが、ずっと川も見ながら走ることができて多摩川などにはない良さだと思います。また、川面や木陰で冷やされた冷気が体に当たって、クーラーの冷たい風と熱風が交互にやってくるような感じです。

わずか5キロほど走ると利根大堰に到着しました。二度目。

相変わらずの迫力です。

利根大堰の上を渡るのは初めてですが。いや、これは凄いわ。。 車道が狭すぎるので、やむなく脇の歩道らしき部分(幅が1m程度と極めて狭い)を渡ったのですが。怖い。そして雄大。

トラックが通るたび、橋がゆらゆら揺れるのがまず怖い。道幅が狭いので。

堰で止められているから、水量がものすごい。広角写真が見切れてしまうくらいには雄大です。まるで湖だ。水がタプタプ、なみなみと溜まった凄さは肉眼で見ないと伝わらないかも。中央の橋梁みたいに見える模様は、目の前を走っている電線です。電線邪魔だな〜(笑)
もちろん銚子大橋あたりはもっと川幅広いのでしょうが、圧倒されながら渡りきった。

利根大堰を渡ってからは利根サイです。刀水橋までおよそ11km。ここが結構厳しかった。。。

いつもならフラットで快適ですが、この日はダメ。とにかく暑すぎる。日陰が全くないのです。休憩しようにもここで休憩したらミミズなみに干からびてしまいます。カーボンのフレームが触れないくらい熱くなってる💦 どう言うこと?
この11kmで相当に削られました。脱水寸前か。

ここは大泉町から熊谷の近くです。日本で一番暑いと言われている所ですね。
だからという訳でもないですが、心拍数を見ていただきたいです。赤くなっているところは心拍ゾーンがゾーン5なんですよね。ちょうど利根サイから熊谷周辺を抜けるあたりで真っ赤になっていることがわかります。早朝出発した頃は青やグリーンが並んでいるので、心拍はそんなに上がっていないんですよね。陽が高くなるにつれて心拍が上がって行き、ちょうどお昼ごろ利根サイと熊谷を通過したあたりで心拍がピークに達していることがわかります。気温上昇と体温上昇で心拍数も上がってしまう?このことは私も初めて知りました。これってだいぶ危険なサインになっているはずなんですよね。もしかしたら高温多湿の中を走る時は心拍をモニタリングしながら走ると良いのかもしれないと思いました。日が傾きかけて気温が若干ながら下がっていくとやはり心拍数も下がっていったようです。

昼飯です。出発前から目をつけていた「手打らあめん よか楼本店」にお伺いしました。

もう昼時も終わろうかという時間帯ですが、駐車場がいっぱいで来客もひっきりなし。地元民に愛されてるな感のお店だと思います。ラーメン専門店ではなく、中華料理屋さんよりのラーメン店だと思います。

まずメニューを見て驚いたのは値段が安い。基本のラーメンは600円ポッキリです。これだと内容に期待はできないかもしれないけれど、努力が伺えます。ここで既に私は侮っているというか失敗をやらかしています。600円のラーメン一杯ではお腹いっぱいになれないかもしれないなぁと思ってしまったのです。

麺をオーダーした人たちには、半ライスセットを付けられます。これはどういうものかと言うと、半ライス+お好きな揚げ物1つと言うオーダーです。しかもこれがたったの200円で追加できる。いいじゃない。迷わずこれにしました。選んだのは白身魚フライのセット。他にコロッケ、メンチ、アジフライなど種類も豊富。

失敗でした。ワクワクしながら着丼を待ちます。

600円のラーメンです。これが600円?写真ではわからないかもしれませんが、すごい量感です。麺は明らかに通常より量が多く150グラム以上下手をすると180グラム位あるのではないでしょうか。つまり、ラーメン600円は大盛りラーメンだったのです!しかもこの具材!とろとろの分厚い煮豚チャーシューにメンマ、ネギ、ほうれん草、なると、海苔。手抜きがなくて涙が出てきそうです。これ600円で良いのでしょうか? 10年前にスリップしたような。

これがねえ、また地味に滋味に美味いんですよ。沁みます。懐かしいと言うのは違うけれど、心の奥底にじんわりズドンと来るような優しさに満ち溢れた味。どうだこの野郎という居丈高な感じではなく、食べる人への愛が溢れているのが分かるのです。見た目の醤油かんとは裏腹に、むしろ塩味は控えめかもしれません。しょっぱさは全くないです。

それだけに後悔しました。このラーメン1杯だけをきれいに食べ切って、それで満足して帰っとけよと。量的にも私には十分すぎる。

ずどどどどどぉ〜ん

これが「半ライスセット」なのですって。
えっ・・・ちょまっ・・・そうです。ここはおもウマいお店だったんですね??
これが200円なの?

サイドじゃなくて、立派な「白身魚フライ定食」じゃん。。。
ライスもこれ、全然半ライスじゃないって、いつも私の食べてる量のx1.5だって。これがまたね、旨いんですよ。付け合わせのお漬物も乳酸菌たっぷりのバカウマです。だからこそ、最後まで美味しく食べたかったと後悔するんです。何よりまだ長旅の途中ですからね。

私の目の前に座っている白髪混じりの初老の方、もしかすると私とほぼ同年代の方かもしれない。そのお客さまが唐揚げ定食+ミニラーメン(全然ミニじゃないです)、+追加でメンチカツ1個オーダーしています。信じられない。負けられないと思いました。そしてこの店の愛に応えるために、完食しなければならないと思いました。きれいに食べ切りました。さすがにスープは残しましたが。

このお店に入ってすぐ、おそらく脱水気味だったのでしょうね、お水が美味しくて。1L近くは飲んでしまった気がします。料理と合わせて、2kgくらいは重くなったような気がします。重っも。

そして・・・このお店を出てからが地獄だったのです。

ますます照りつける太陽の過酷さ、逃げ場のない暑さ。そして、体の重さ。ガックリと脚が止まりました。暑い中でも24〜27km/hくらいで巡航できてたのが、20km台が精いっぱいに。熱中症も少し入っていたのかも。

日陰が無いのです。本当に….。
もーどこでもいいから日陰があれば飛び込みたいくらいの状況に。

休憩道路側にはみみずさんや虫さんがカラカラに干からびている。なら人間も干からびるのが必然です。アスファルト温度は軽く60度を超えている気がします。触れない、座れない。
気温が34度でも体感では50度くらいの照り返しの中を走っている気分に。

ペットボトルを何本買ったのだろうか。記録を辿ったら11本。持ち出しも含めたら6リッター以上の水が消えたってこと? もちろん私こんなにたくさん買ったのは初めてで、新記録です。水分を入れても入れてもすぐに身体が乾燥してしまうのです。途中からはこの水分だけが生命線だと感じるようになりました。お腹はチャポチャポでも吸収が間に合わないのです。

重いことを覚悟でサーモスのボトルを持って行きましたが、大正解でした。ぬるい水では最後まで持たなかったと思います。炎天下でも中の氷が3-5時間は溶けないのです。ボトル外壁が触れないくらい熱いのに、中が冷え冷えとは… 一体。

これは吉見町のあたりだな。
走行が130kmを超えたあたりで、とうとう脚に痙攣(脚攣り)がキタ〜〜。
もうね、一度出ちゃうとどうにもならないのです。あとは痙攣との戦いとお付き合いです。

脚が攣る理由は、水分の不足とカリウム不足です。これを避けるには水分補給しかないのですが、水分の補給が追いつかない環境では対処方法が無いのだと思い知りました。そういえば、連休なのにすれ違うローディーさん、少なかったな〜。

帰宅してからうにさんに教わりました。芍薬甘草湯は2日以上前から飲んでおくと良いとか。これも失敗でした。だって、直前になんて飲んでるんだもの(笑)
ありがとうございます。今度からは出立2日前に飲むよ〜

最後の20kmはかなり酷かったですね。脚の痙攣頻度が2-3kmに1回となり、止まってばかり、自分を騙し騙しの帰路になりましたし、帰るの無理かな?と諦めかけた瞬間も。

2-3kmに一回休憩をしたところで脚が回復するわけもなく、すぐまた攣ってしまいます。激痛。時速は18km/hから15km/hへ。最後は12km/h台しか出せなくなり=これはおばあちゃんのママちゃりより遅いです。(それ以上踏むと痙攣で停車することになるのです) それでも、所沢の出口あたりでは「つらないコツ」のような妙なテクを身につけ、少しだけ速度が復活しました。

やったー!🎊 かろうじてですがセンチュリーライドの達成です。

利根大堰の向こう側へいけたし田んぼアートのリベンジも出来たしラーメンは美味かったし成果は上々。ただ、身体ダメージは歴代でも3位くらいの酷いものになりました。

まー若い頃に比べれば色々とダメになってますね。
なんといっても敗因はこの天候。でもそれは仕方がない。命短いし暇は無いのだ。

帰宅したらビールで小さな祝杯です。おめでとう、センチュリー。体はきつかったがだからこその格別のご褒美です。(ホントは脚攣りにアルコールは厳禁です)すかさず芍薬甘草湯も飲んでから寝ましたが、夜中にしっかり攣って2回跳ね起きました(笑)攣る前に飲むのでは遅いし、攣ってから飲むのはもっと遅いみたい。

私の脚攣りは汗かきだからです。話を聞いてみると、あまり発汗量の多くない人は足も攣らないみたい。


最後は厳しかったものの、スミジロウともども良い思い出となりました。おしまい。

投稿者

KeroYon

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