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これ、間近で観てまいりましたんで。 リポートしておきます。
絶好のチャンス。本当に、こんなにかぶりつき眼前で駆け抜けるロードレースを観戦したのは初めてです。ありがとう、地元を駆け抜けてくれて。もう感謝しか無い。😢

THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025

コースはこちら:

私はファイナルの山岳区間: 軍畑のKOM付近を中心に観戦していました。

このコースでのロードレースTOKYOは初めてではないでしょうか?

まあ、平坦のハイスピード区間も迫力があっていいでしょうが。

例えば多摩地区や羽村の平坦区間を観覧したら、どうせ頭から尻までオダンゴになっているのでしょうから、通過はほんの一瞬。せっかくお出かけしてきたのに瞬間体験で「あれは一体なんだったのだろう」で終わってしまいそう。

その点、成木の山岳区間なら4周もしてくれるのです。つまり、トップ集団だけでも4回も観れる!速度域も低いからじっくり観られる。しかも山岳に入ると後尾が千切れはじめるので、楽しめる時間がどんどん長くなります。

早朝に自走で出発してコースではない吉野街道側をのんびり走る。

軍畑に到着したのが7:15くらい。到着はまだまだだろうと思っていたら、早朝出発の女子チームがもうすぐ通るという。

軍畑大橋を封鎖せよ!

フェンスによって自動車や歩行者が排除されています。この脇を通ります。

自転車を降り、手押しで臨時駐輪場へと向かいます。

 

臨時駐輪場(駐車場ではない)は奥多摩街道からぐーんと下へ降りた河原に設置されています。

すでに先客がたくさん。最終的にはこれの2倍くらいの方が停めてました。

ここをロードレーサーがぶっ飛んでくるはず。軍畑大橋へ向かっては豪快な下りになっていて私でさえピークは60km/hは出てしまうので、プロの方は女性で70km/h台。男子は本気で踏めば90km/h台も居るはず。

もし横断した観客と接触すれば両方死にます。

「計測開始」・・・ってのはKOMの計測開始ポイントね。

KOMは先着で決めるのではなく、計測タイムで決めるのですね。

って。のんびり油断してたら・・・もう女子が来ちゃいました! 2周目!(つまりラスト)

シュアッ! 音さえない感じです。突風が吹き抜けた感じ。

 

女子はさすがにコーナーに飛び込む速度が落ちますが、それでも凄い速度。

後から気づきましたが(笑)カメラがシャッタースピード優先で1/60sに固定されており、それで各写真がぶれまくっています。1/60じゃ写りませんって(笑)

ただ、流し撮りでウマくハマった写真だけ背景も被写体も猛然と流れて、現実以上二迫力のある画になりました。

いやもうね、接触寸前のデッドヒートです。「弩迫力」。

リザルト、エリート女子の優勝は小林あか里選手。さすがです。なんかホントに国内無敵みたいな強さになってしまったらしいですね。女子は山岳とはいえたったの33kmですから常時全開走行が求められます。それでも駆け引きとかあるのかな。

エリート男子の出走は大多数が海外選手なのですが、女子は逆にほぼ日本人選手。

えつ、、、あっけな。女子はこれでオワリ。ですか?

やっぱり平坦や橋にとっつかなくて良かったわ。山岳に来て正解です。

凄い迫力で良かったですが、やっぱり私は速度の落ちる坂区間で観ます。凄い登りをダンシングで駆け上がってくる様子もそれはそれで凄い迫力なのです。

軍畑から徒歩で榎峠の方へ上がってゆきます。とうぶん自転車は来ないでしょう。

沿道にはすごい数のスタッフです。

出走者の何十倍ものスタッフ(ほとんどがボランティア)が沿道のサポートを務めているからこそ、レースが成り立つし、安全な観戦ができるのです。本当に有り難い話です。

青梅線の橋梁が見えます。

平坦に見えるかもしれませんけれど、ここは軍畑から9%くらいの場所を駆け上がってきた場所です。それなりにきついです。

ここから少し緩い勾配になりますが、またすぐ壁のような傾斜が現れます。

S字になっている箇所が多く、ここを駆け抜ける様子は迫力がありそう。

もう少し上へ行きます。

コースの脇は沢が流れており、涼しげで癒やされます。

ですが走っている選手らにはそんな余裕無いですよね。

カンカン照りでなくて本当に良かったです。薄曇りですがレース日和。

ここは観戦禁止区間なのでコーンが立っています。すみやかな移動が求められます。ここで大体6~7%かな。

激坂区間の出口付近にはたくさんのギャラリー。

こんな感じで、沿道の「ここぞ」というポイントには溜まりが出来ているので、初心者には鑑賞位置の参考になりました。

確かに、このカーヴの手前のこの普通に見える直線がなにげに18~19%あって、コース中でも白眉の難所になっています。写真をよーく観れば、民家と舗装路で形成される三角形の角度が奇っ怪な事に気づくはず。普通に見えて徐々に斜度が上がるので判断を誤りそうです。

待ってるとサポカーがやってきました。

そろそろ来るのかな?

出走者は90人程ですが、サポートカーもそれと同じくらい・・・

サポートカー、メディカルカー、チームカー、伴走バイク、パトカー、白バイ、全部合わせるとどう観ても50台以上あります、凄い数。一流のレースですね~

ひたひたひた・・・キタキタ~

 

わっせ わっせ

おいおい、いったい何キロ出てるんだよ。

そりゃ平坦に比べればもちろんゆっくりですが、普通に20km/h以上出ている気がする。。。この手前、18%じゃなかったの?道路勾配を忘れるペースです。

続いて第二集団が~

まだそんなに千切れていってはいません。この後、だんだん前後の幅が広がっていきます。

沿道の歓声が凄い!現場感でコーフンしてきます。

このへんになるとマバラになって、苦しそう。ペースカーや先導車と混ざり合いながら進行します。

この方々は、おそらく遅い人たちという訳では無いです。いわゆる「役割は終えた方々」。チームはたった一人勝たせるためだけの存在ですから、例えば平坦で引きをやっていた方々は坂につく頃には脚が終わっています。また「ソロ」での出場の方はチームで走れない負担で同じく終わっているかもしれません。

でもまだ一周目(山岳)。台数も多めに見えます。これがだんだん減っていってしまうのですね。

激坂つづら折れ区間に到着。ここもギャラリーが沢山います。

外周なら10%ですが。イン側は12%越えているでしょう、もっとかな?

でもこんなのしょせんは奥多摩。有名な峠に比べれば緩いんでしょうね。

コーナー出口での応援多し。

どうもこれって仕掛けた直後だったらしく、

凄い勢いでイン側をぶっ飛んでいきます。

いやー、誰もアウトになんか付かない!全員インだ!凄い。

ダンシングのままでがんがん駆け抜けてゆきます。

私ならアウトべったりで時速7km/hだ(笑)

ここから2~3コーナーでKOMです。

少し登って、KOMポイントに上がってまいりました。

KOMは頂上ではなく、20mほど手前に切られていました。

そうこうしているうちに遂にラスト周回! トップグループ上がってきた。2人組。1人は引きか。いや違う。これはチームが違うのでデッドヒート。

後方をやや引き離しぎみ。

優勝したのはここに見えてる後方の「3」番。イタリア人。

前の「101」スペイン人は引きの人です。でもチームが違うから単に競り負けただけかな?

写真で斜度が伝わりますかね。けっこうキツイですよ。

50mくらいかな、離れて二位の方が。

後ほど分かるのですが、この人は上がっていって前方の「3」をアシストする役割なのです。

このスイス「4」の方は最終的に11位に落ちてしまいましたが、役割は果たしたという事でしょう。本当にゴール直前ぐらいで追いついてきました。

 

すぐにセカンドグループが。凄い勢いで。

おやおや~、こんな所に「1」新城さんが。ラッキーに写ってました。

宇都宮BLZ戦隊。

KOMも獲ってかつ日本人最高位の「93」沢田時選手が写っていない。残念・・・撮り逃したか。

 

周回四周目。明らかに上がってくるバイクの数が減りました。90台いたはずだが・・・ちゃんと数えてはいませんが、20台ちょいくらいしか居なかったような気が。チーム内での役割を終えると(ゴールしても意味は無いので/ジャマになるから)バイクを降りてしまうことも多いのです。

ポイントが取れないと判ると。

そろそろ終わりかな、ということで、自分も少しずつ山を降りていきます。

山を降りる途中。衝撃シーンを目撃。

前からフラフラと登ってくる選手がひとり。どう観ても終わっています。オールアウトかな?と思っていたら、案の定バイクを降りてそのまま倒れ込んでしまいました。脚の全痙攣のようです。メディカルカーで運ばれていきます。良く頑張った!やりきった。お疲れ様です。


 

バイク距離は大したことない(40km)が、9000歩の山登りで少し疲れた。
ぺこぺこの腹を抱えてラーメンやさんに突撃して終了したというわけ。
お疲れです。

それにしても、山を降りてくるご同類(ロード/クロス)の多い事多い事。
お疲れ~選手の皆々さま。そして応援隊。

 

エリート男子リザルトはこちら:

TRRT-C02

興味が湧いたら、私の詰まらないブログなんかよりもホンモノの動画でー:

 

投稿者

KeroYon

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