厚手の紙パイプと、手持ちの端材をテケトーに組み合わせて、スピーカースタンドを作りました。
まぁインチキ臭い。いい加減なスタンドです。
中には乾燥砂をぎっしり入れてみました。

実は、この手のいんちきスタンドを作ったのは初めてではなく、過去にも何本か作っています。作っては捨て、作っては邪魔になりまた捨て、を繰り返してます。サステナブルでない。
いつもはコンクリや鉛を詰めるのですが、今回は手抜きでただの砂を入れました。
実測質量7kg。重さもまあまあです。
こんなもんでも、鳴きはないし、いい加減な机の上に置いて聴いているよりはナンボかマシかな。と。

で、今はその上にS-X3II改を乗せ、レストアしたSU-V7に繋いで鳴らしている最中です。
いやこれがまた。。。どうしてどうして。
過日に根暗だのモソモソだのさんざんこき下ろしたS-X3IIが、水を得たカエルのように唄います。やっぱりスタンドは大切ということなんですかね? 物凄いダイナミクス・・・とかではもちろん無いのですが、柔らかく、繊細で雰囲気よく、霞棚びくような心地よい鳴り方をします。エンクロージャー剛性が高いせいか重低音はスタンドを介してスパイキングで床に貫通されたかのよう。
低音感にほとんど不足がなく、気持ちよく聞けてしまいます。
ランダムで曲再生すると、録音の質の違いを克明に出してくる一方で、嫌な音はいっさい出してこない。音楽鑑賞だ!
小・中学校の頃、こうしたアンプやスピーカーが垂涎だった。そして、こんな音が欲しかった。
もし小中時代にこんなモノを手にしていたら、それで満足してアガってしまっていたかもしれません。オーディオに入れ込む事も無かったかも。酷い音しか聞けない、その不満・欠落・憧憬の方がバネになる。穴を埋めようとすると穴に嵌まり込んでしまうんです。
ああー・・・このスタンドもそのうち捨てちゃうんだろうな。
———–10/24追記———–
スピーカーの型番が間違っていたため、改題しています。
お詫びして訂正します。
CS-X3  →  S-X3II(パイオニア製)