
いよいよ塗装の工程を開始しました。
真冬に塗装するのはある意味サイアクですが、しかたがありません。
下塗装でウレタンニスを含浸していきます。
こういう外観になるわけではないですね。
ウレタンニスはあくまでも下塗装。
なぜウレタンニスなのか?
どんな木製素材も、ヒケや痩せがあります。
水分の吸収放出を繰り返し、劣化します。
その劣化を最小限に抑えるのがウレタンニスの役割です。
- 十分なウレタンの含浸によって、MDFの内部、および表皮が十分に補強されます。
- これによって、MDF特有の「エッジが欠ける」という問題は無くなります。
- 水分を拒絶するので、経年劣化が最小限になります。(25年経年で証明済)
- 表皮が硬化しますので、音質が変化します。
以上、ウレタンニスの下塗りはMDFを用いたスピーカー制作では、必須工程と捉えています。
現状では塗面がでこぼこしていますが、最終塗装前に水研ぎして平滑化しますので問題ありません。