じゃ、Add Massしたウーファーで、f特がどう変動するかも見ておきましょう。
ぴたりスケールを合わせて使用前/使用後を重ねます。

赤線がオリジナルウーファーの特性。青線が質量付加した曲線です。
いががでしょう。多少のアンマッチはあるが、ほぼ誤差範囲。
質量制御は、上澄みを削いで線形領域を広げただけだ というのが理論上もシミュレーション上も明らかです。
LinkwitzTransformの場合は、赤線の右側を電子制御で埋めに掛かり、Fsをシフトするわけですが。質量制御も結果はほとんど同じです。効率が少し異なるだけ。いいや違うと言い張りたくなるが、機械制御工学的には同じこと。増幅回路の線形性がスピーカーのソレとはオーダーが違うことを考えれば、能率の違いを語ることもナンセンスです。
もちろんもっとずっと高い周波数領域では違います。
質量が大きくなれば理論上高域が出ないですからね。
オリジナルのF3は153Hzでした。
それが質量付加後のF3は87Hzになります。
これだと低音感も聴感でかなり違うのではないでしょうか。